2005年度年会・総合講演と企画特別講演
総合講演
辻 雄(東大数理) |
2005年度日本数学会賞春季賞受賞記念講演 p進ホッジ理論の研究 J-Stage 「p進Hodge理論」(辻雄、数学 Vol.57 , No.4(2005)pp.337-349) |
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小野 薫(北大理) |
Floer-Novikov cohomology とその応用 J-Stage |
企画特別講演
山口孝男(筑波大数学) |
多様体の崩壊―ペレルマンの仕事まで J-Stage |
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田中和永(早大理工) |
Minimax 法と非線型微分方程式の解の存在問題 J-Stage |
松崎克彦(お茶の水女大理) |
擬対称写像とタイヒミュラーモジュラー群 J-Stage |
杉田 洋(阪大理) |
疑似乱数の安全性とモンテカルロ法 J-Stage |
I 岡本龍明(NTT情報流通プラットフォーム研) |
応用数理学会からの特別招待講演 暗号理論の最近の話題について 概要 暗号は数千年の歴史を持つが, 暗号理論が多くの研究者によって公開された形で研究され始めたのは, ほんの数十年前に過ぎない. それにもかかわらず, 暗号理論はこの数十年間でその理論的基礎付けを確立し, また多くの実用的応用を見い出すなど, 近年最も成功した研究分野の一つである. 本稿では, そのような暗号理論の分野において, ここ数年間特に注目を集めている以下の2つの話題について紹介する. 最初に, いままでの暗号の安全性証明理論を集大成するような体系として2001年に Canetti によって提案されて以来大きく進展している Universal Composability (汎用的結合可能性) の理論について紹介する. その後, 様々な新しい暗号応用機能を実現する方法論として最近脚光を浴びている楕円曲線上の双線形写像を用いた暗号方式について紹介する. J-Stage |
佐藤文広(立教大理) |
関数等式はなぜ成立つのか?― 概均質ベクトル空間の視点から― J-Stage |
河東泰之(東大数理) |
共形場理論と作用素環,頂点作用素代数 J-Stage |