2002年度秋季総合分科会・総合講演と企画特別講演
過去の総合講演・ 過去の企画特別講演・ 総合講演・企画特別講演アブストラクト集
総合講演
西浦廉政(北大電子研)
2002年度日本数学会賞秋季賞受賞記念講演
散逸系における粒子パターンの複製・崩壊・散乱のダイナミクス
「散逸系における粒パターンの複製・崩壊・散乱のダイナミクス」(西浦 廉政、数学 Vol.55 , No.2(2003)pp.113-127)
満渕俊樹(阪大理)
複素微分幾何の展望-カラビ予想から小林・ヒッチン予想の重力場版へ
企画特別講演
宮地晶彦(東京女大文理)
特異積分と移植定理
時弘哲治(東大数理)
箱玉系の数理-超離散ソリトンの世界-
新井敏康(神戸大自然)
証明論について
概要
D. Hilbert によって創始された「証明論」の目的は無矛盾性証明ですが、その企図についてお話します,
cf. [2], [3]。それから、現在までのこの方向での「証明論」の進展について触れてから、Hilbert が与えた無矛盾性証明の指針に従って得られた W. Ackermann [1] の証明を説明します。
俣野 博(東大数理)
非一様な場における進行波とは何か?
坪井 俊(東大数理)
3次元多様体の典型的葉層
岩崎克則(九大数理)
多面体調和関数の数理-多面体・不変式・偏微分方程式-
概要
古典的な調和関数は球面に関する平均値の性質によって特徴づけられる (Gauss-Koebe). それでは,
球面を多面体におきかえると何が起きるのだろうか? すなわち, 与えられた多面体に関する平均値の性質を満たす関数とはどのような関数なのだろうか? この素朴な疑問に答えるのが多面体調和関数論である. 多面体調和関数論は,
多面体の組み合わせ論, 群の不変式論, 代数的偏微分方程式論などと結びつき, 古典的な調和解析とは著しく異なった理論展開をもつことが明らかになった. 講演の目的は, 講演者によって最近得られた結果を中心に,
この主題について解説することである.
江口 徹(東大理)
超弦理論の現在
J-Stage