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2022年度日本数学会応用数学賞

日本数学会応用数学賞は、応用数学の研究において顕著な業績をあげた研究者を顕彰し、分野全体の交流・発展を図ることを目的として、2022年4月に日本数学会において設立されました。
また、それに伴って、2013年9月に日本数学会において設立された応用数学研究奨励賞は、当該応用数学賞の中に応用数学研究奨励賞として組み入れ、引き続き、応用数学に関連する分野において優れた業績をあげた34歳以下の若手研究者を顕彰します。

2022年度日本数学会応用数学賞は以下の方に授賞されます。

日本数学会応用数学賞

栄 伸一郎(北海道大学理学研究院・教授)
非線形偏微分方程式系に対する縮約理論の構築とその応用
Contraction method and the applications for nonlinear partial differential systems

日本数学会応用数学研究奨励賞

磯部 伸(東京大学大学院数理科学研究科・博士課程1年)
連続無限層深層ニューラルネットワークの変分的定式化とその解の存在
Variational formulations of continuous infinite layer deep neural networks and existence results
川越 大輔(京都大学大学院情報科学研究科・助教)
ひかりトモグラフィのための定常輻射輸送方程式の解の不連続性の解析
Discontinuities of solutions to the stationary radiative transport equation for optical tomography
久保田 匠(横浜国立大学大学院工学研究院・日本学術振興会特別研究員PD)
非二部的な混合グラフに対するエルミート隣接行列の対称スペクトルについて
On symmetric spectra of Hermitian adjacency matrices for non-bipartite mixed graphs
土谷 昭善(東邦大学理学部・講師)
Perfectly contractile graphの可換環論的特徴付け
A ring theoretical characterization of perfectly contractile graphs

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