WEB広報・会員ニュース

2020年度日本数学会応用数学研究奨励賞

日本数学会応用数学研究奨励賞は応用数学分野における研究を奨励し、分野全体の交流・発展を図ることを目的として、2013年9月に日本数学会において設立されました。応用数学に関連する分野において優れた業績をあげた34歳以下の若手研究者に対して、その業績を顕彰するために与える賞です。

2020年度日本数学会応用数学研究奨励賞は以下の方に授賞されます。

石本健太（京都大学数理解析研究所准教授）: 流れ場中の微小物体の運動と流体運動的対称性; Dynamics of micro-objects in fluid flows and the hydrokinetic symmetry

佐竹翔平（熊本大学大学院先端科学研究部学振特別研究員PD）: Paleyグラフ予想とRenes-Zaunerのequiangular tight frameがもつRIP; The Paley graph conjecture and the RIP of the Renes-Zauner equiangular tight frame

田中吉太郎（公立はこだて未来大学システム情報科学部准教授）: 非局所相互作用による細胞や格子の大きさと形状を保存する空間離散モデルの連続化法; A continuation method for spatially discretized models with nonlocal interactions conserving size and shape of cells and lattices

なお、2017年度から受賞対象年齢が「発表年度の4月1日現在においては34歳以下の者」となりました。