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2016年度日本数学会賞建部賢弘賞の推薦募集・平成28年度日本学術振興会育志賞への推薦者の推薦募集

1.2016年度日本数学会賞建部賢弘賞の推薦募集

下記の要領で第21回建部賢弘賞の推薦募集を行います.日本学術振興会育志賞への推薦者の推薦募集については,次の項目2をご覧下さい.2014年度までは,育志賞への推薦者は建部賢弘賞受賞者から選定していましたが,2015年度から推薦募集を分け,育志賞推薦者への推薦のみも可能としました.

I.日本数学会賞建部賢弘賞

  1. 趣旨・種類この賞は,若くして優秀な業績を挙げる等,数学研究の活性化に寄与している日本数学会会員を顕彰し,その研究を奨励する目的で制定するものとする.
    日本数学会賞建部賢弘特別賞(以下特別賞という)及び,日本数学会賞建部賢弘奨励賞(以下奨励賞という)の2種類を設ける.
  2. 対象特別賞は,特に優秀な業績を挙げた若い数学者に対し,その業績を顕彰する目的でこれを授与する. 奨励賞は,極めて若くして優れた業績を挙げる等,数学研究の活性化に寄与した数学者に対し,その研究を奨励する目的でこれを授与する.
  3. 件数受賞者は,特別賞については年3名程度,奨励賞については年5名程度とする.
  4. 選考受賞候補者選考は日本数学会賞受賞候補者選考委員会(以下選考委員会という)が行い,理事長に答申する.
    奨励賞候補者選考については,各々の候補に対し理事長が2名程度のレフェリーを委任し,選考委員会はその意見を参考にする.
  5. 推薦日本数学会会員による自薦,他薦及び受賞候補推薦委員による推薦を行う.
    ただし選考委員会委員は推薦を行うことが出来ない.
  6. 決定理事長は選考委員会から答申された受賞候補者について理事会に諮り,受賞者を決定する.
  7. 授賞授賞式は秋季総合分科会において行う.

II.推薦についての規定

  1. 会員は,自分以外の35歳以下の会員を特別賞に推薦することができる.
  2. 30歳以下の会員は奨励賞に自ら応募することができる.また,会員は自分以外の30歳以下の会員を奨励賞に推薦することができる.
  3. 種々の困難な状況のもとで数学の研究を続け,日本数学会の活性化に寄与した
    会員も建部賞の対象とする.受賞候補推薦委員は,このような会員を特別賞・奨励賞に推薦することができる.この推薦にあたっては被推薦者の年齢を制限しない.
  4. ここにいう年齢は,当該年度の4月1日付のものとする.
  5. 本規定の実施は2002年度よりとする.

提出書類

  1. 2016年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票
  2. 主要論文1編の別刷またはコピー1部
注1)
「2016年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票」は20巻3号にあるものをコピーして使用して下さい.また数学会のホームページのURL
http://mathsoc.jp/office/prize/takebe/AppForm.rtf
には,MSワード,一太郎など主なワードプロセッサーで使えるリッチテキストファイルの形式の推薦票を用意してあります.
注2)
2枚目以降には下記の内容を含めて,3枚以内にまとめて提出して下さい.
  1. 自薦の場合:これまでの研究の概略と今後の研究計画,論文リスト
  2. 他薦の場合:推薦理由,論文リスト
注3)
提出期限:2016年5月31日(必着)
注4)
封筒に「建部賢弘賞推薦」と朱記の上,日本数学会事務局まで郵送でお送り下さい.
注5)
今回募集の受賞者の表彰式は,関西大学における2016年度秋季総合分科会第2日目9月16日に行う予定です.
注6)
下記育志賞への同時推薦も可能です.次の項目2をご参照下さい.

2.平成28年度日本学術振興会育志賞への推薦者の推薦募集

下記の要領で第7回(平成28年度)日本学術振興会育志賞への推薦者の推薦募集を行います.

日本学術振興会育志賞は,http://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prizeに説明のある通り,大学院博士後期課程学生に授与される賞として平成22年度に創設されました.一般社団法人日本数学会は,日本学術会議協力学術研究団体として,日本学術振興会育志賞受賞候補者を1名推薦することができます.そのための推薦募集を行います.推薦は,自薦・他薦を問いません.

日本学術振興会育志賞への推薦者の選考は,日本数学会賞建部賢弘賞と同様に日本数学会賞受賞候補者選考委員会が行い,その答申を受けた理事長が理事会に諮り,推薦者を決定します.日本学術振興会育志賞への推薦者の推薦期限は2016年4月15日(金)(必着)とします.提出書類は,上記の項目1の建部賢弘賞推薦の提出書類1, 2およびその注1),注2)と同様です.「2016年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票」をお使い下さい.建部賢弘賞への同時推薦も可能です.書類には,「育志賞推薦」あるいは「建部賢弘賞・育志賞推薦」と明記して下さい.同時推薦の場合,書類を重複して提出する必要はありません.封筒には「育志賞推薦」あるいは「建部賢弘賞・育志賞推薦」と朱記の上,日本数学会事務局まで郵送でお送り下さい.