2011年度日本数学会賞春季賞
2011年度日本数学会賞春季賞
2011年度日本数学会賞春季賞は
- 志甫 淳氏(東京大学大学院数理科学研究科准教授)に
- 業績題目: 数論幾何学におけるp進コホモロジーとp進基本群の研究
- (英訳:Study of p-adic cohomology and p-adic fundamental groups in arithmetic geometry)
により授賞されます。志甫氏の業績の紹介は、雑誌「数学」で行われます。
志甫淳会員は本会の2002年度日本数学会賞建部賢弘賞受賞者です。
- 志甫 淳 会員(東京大学 大学院数理科学研究科 准教授)の平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞の受賞について(本会web News)
- 「志甫淳さんの文部科学大臣表彰によせて」(斎藤 毅会員、「数学通信」15巻2号)
- 「作図できる数,できない数」(志甫淳会員、東大数理・公開講座、「数学通信」8巻3号)
- 志甫 淳 『模擬講義 - 素数とゼータ関数』 (東京大学オープンキャパス2006、2006年8月2日)公開映像:Realvideo,WidowsMedia
- 内容:
- 「素数が無数にあることはユークリッドの原論で証明されているが、リーマンのゼータ関数を用いて示すこともできる。また、3で割って1余る素数や8で割って3余る素数などが無数にあることはディリクレによりL関数を用いて1837年に証明された。この講義ではゼータ関数、L関数について簡単に紹介し、これらの証明の方法について概説したい。」