2025年度年会
教育シンポジウム
新教育課程の下での大学入試
―令和7年度大学入学共通テスト実施を受けて
2025年1月に新しい学習指導要領下での大学入学共通テスト(令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト)が実施されました.令和7年度大学入学共通テストの「数学」は,『数学Ⅰ,数学A』では数学Aがこれまで大問3問中2問選択であったのが図形の性質,場合の数と確率統計の2項目に対応した出題とし,数学Ⅰと合わせて全問必答となったこと,『数学Ⅱ・数学B』が『数学Ⅱ,数学B,数学C』となり試験時間も70分となったことなど,これまでと大きく変わった出題方法等になりました.また『情報Ⅰ』が出題科目に新たに加わったことも大きな関心を呼んでいます.
今回のシンポジウムでは,大学入試センターから森下平氏と歌川真一郎氏の2名を講師としてお招きし,令和7年度大学入学共通テストについてご報告いただくとともに,京都産業大学の牛瀧文宏氏に数学者の視点から出題内容の分析をしていただく予定です.学会員の皆様のご参加をお待ちしております.
- 日時3月18日(火)14:00--16:30
- 場所早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館 5階 14−502
- 主催日本数学会教育委員会
プログラム
- 14:00--14:05開会の挨拶
鎌田 聖一(日本数学会理事長・大阪大学) -
14:05--14:10シンポジウムの趣旨説明
川添 充(教育委員会委員長・大阪公立大学) -
14:10--15:10「令和7年度大学入学共通テストについて」
森下 平 氏(大学入試センター 審議役(兼)試験・研究統括補佐官)
歌川 真一郎 氏(大学入試センター 試験問題調査官) - 15:10--16:00「令和7年度大学入学共通テスト(数学)の問題分析 〜ここ数年の共通テストも踏まえて〜」
牛瀧 文宏 氏(京都産業大学 教授) - 16:00--16:30ディスカッション
- 司会伊藤 由佳理(教育委員会副委員長・東京大学)