市民講演会
- 日時
- 2026年3月22日(日)14:00--16:30
- 会場
- 東京理科大学 神楽坂キャンパス 6号館2階624教室
- 主催
- 日本数学会
- 共催
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東京理科大学
- プログラム
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- 14:00--14:05 挨拶 石毛 和弘(日本数学会理事長・東京大学)
- 14:10--15:10 講演 秋山 茂樹(筑波大学数理物質科学研究群)
- 「強非周期タイルってなんだろう?」
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講演概要
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2023年にスミス帽という強非周期タイルがスミス、カプラン、マイヤーズ、グッドマンストラウスの四人により発見され大きな話題となった。強非周期タイル集合とそのタイル張りの面白さは問題の自体の面白さ以外に、副産物として様々な新しい数学的な発見があること、数学の進歩へのアマチュア数学者の大きな貢献があげられる。今回のお話では、強非周期タイル集合の定義から始め、そこに出てくる数学的なアイデア、副産物、アマチュア数学者の活躍などについて解説し、最後にスミス帽の変種のスミス亀から生まれた新しい数学のアイデアも紹介する。
- 15:30--16:30 講演 秋山 仁(東京理科大学栄誉教授)
- 「数学への尽きせぬ想い」
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講演概要
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学生時代に数学の魅力の虜になって以来、私はずっと数学の世界を流浪ってきた。富士の高嶺に咲く大輪の花々を追い求めるのではなく、鄙びた山里にひっそりと咲く名もない草花を見つけ胸をときめかせていた。
本講演では、旅の途中で見つけたそんな可憐な花々を紹介しましょう:
新幹線の座席の配列(道--因子の存在定理)、Borsuk--Ulamの定理の応用(無交差全色単体の存在定理)、仕立て屋さんの知恵(多面体ネット変身定理)、エッシャー風タイルの素(タイル製造器定理)、空間を埋め尽す多面体のアトム(ペンタドロン)、切ると絡む(メビウス・フラワー)他