2024年度秋季総合分科会

教育シンポジウム
国際学力調査(PISA2022)から見えるこれからの数学教育

昨年12月,OECDによる国際学力調査PISA2022の結果が発表されました.OECDが実施しているPISA(Programme for International Student Assessment)は,国際的な学習到達度に関する調査で,義務教育修了段階の15歳の生徒を対象に,読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーの3分野について,2000年以降ほぼ3年ごとに行われています.
今回のシンポジウムでは,PISA調査に詳しい大野彰子氏(国立教育政策研究所)と西村圭一氏(東京学芸大学)の2名を講師としてお招きし,PISA2022の調査の枠組みと結果についてご紹介いただきます.大野彰子氏はPISA運営理事会副議長でもあります.今回の調査結果から見える日本の数学教育の現状と課題,そして今後の数学教育について考えたいと思います.学会員の皆様のご参加をお待ちしております.

  • 日時9月5日(木)14:00--16:30
  • 場所大阪大学会館 2階,3階 講堂
  • 主催日本数学会教育委員会
プログラム
14:00--14:10 開会の挨拶
鎌田 聖一(日本数学会理事長・大阪大学)
14:10--14:15 シンポジウムの趣旨説明
川添 充(教育委員会委員長・大阪公立大学)
14:15--14:55 「PISA調査と日本の教育政策」
大野 彰子 氏(国立教育政策研究所・教育データサイエンスセンター長(併)
国際研究・協力部長,PISA運営理事会副議長)
14:55--15:05 質疑応答
15:05--15:45 「日本の数学教育の検討課題:PISA数学的リテラシーの枠組み
とEducation2030数学ラーニング・コンパスを通じて」
西村 圭一 氏(東京学芸大学大学院教授)
15:45--15:55 質疑応答
15:55--16:30 ディスカッション
司会:安野 史子(教育委員会副委員長・国立教育政策研究所)