日本数学会の出版物

日本数学会 会報 95
1999年11月

1.2000年度年会について

2000年度年会は早稲田大学理工学部において,下記のとおり行われます.

  • 場所〒169-8555 新宿区大久保3ー4ー1 早稲田大学理工学部
  • 日時2000年3月27日(月)より3月30日(木)まで

なお,駐車スペースが全くありませんので,車での来場はお断りします.

a)企画の特別講演について

1997年度年会より,日本数学会の理事会および学術委員会で特別プログラムを組んでいます.これは,大学院生等若い会員が学会に参加してより意義あるものにすることを目的としています.具体的には,年会の第1日,第3日,第4日の3日間,13:00~14:00の1時間に企画特別講演を複数並行して行います.したがって各分科会,セッションの一般講演,特別講演の通常プログラムは午前中と午後2時以降となります.
なお,第2日は従来通り総合講演を行います.

b)講演申込について

この会で講演することを希望される会員は,1999年度会員名簿にとじこまれている講演申込書に記入してお申込下さい.その際会員番号を必ずご記入下さい.
数学会では,1995年度日本数学会秋季総合分科会(於東北大学)よりセッション「無限可積分系」を新設致しました.講演の発表,募集はこれまでの分科会と同じように公募形式を取り,アブストラクト集の作成,特別講演も分科会と同様に行われます.講演希望の方は,講演申込書の「希望分科」欄に「無限可積分系」とお書き下さい.
複数の講演を希望される場合は,題目ごとに一枚の講演申込書を用いて下さい.複数の分科会あるいはセッションにわたる場合は,その分科会名あるいはセッション名を講演申込書の備考欄にご記入下さい.また,OHPの使用を希望される方はその旨講演申込書の備考欄に朱書して下さい.
なお,大会運営上時間及び講演件数を制限させて頂く事もあります.
予稿(アブストラクト)原稿も,下記の注意に従ってご提出下さい.

  • 講演申込先〒169-8555 新宿区大久保3ー4ー1
    早稲田大学理工学部数理科学科
    日本数学会年会委員長 草 間 時 武 宛
    封筒の表面に “講演申込” と朱書のこと.
  • 申込締切12月10日(金)までに申込先に到着するようお送り下さい.
    (締切後の追加申し込みは受け付けられません.)
  • 申込件数の制限応用数学分科会では,申込件数を1人当たり2件以内とします.
  • 申込用紙各題目ごとに,名簿とじこみの用紙,またはそれと同じ形式のものを用いて下さい.
  • 予稿原稿名簿とじこみの下敷きと同様のフォーマットでお作り下さい.
  • キ-ワ-ド・分類コ-ド函数論,応用数学,統計数学各分科会への講演申込に当っては,それぞれ次の分類コードから選んで講演申込書の備考欄にキ-ワ-ド等を記入して下さい.
  • 函数論分科会1[1変数函数論],2[多変数函数論]
  • 応用数学分科会1[解析系応用数学],2[離散系応用数学],3[その他]
  • 統計数学分科会1[確率論,確率過程論],2[計画数学],3[確率分布,標本分布,乱数] ,4[実験計画法],5[多変量解析],6[時系列解析],7[ノンパラメトリック解析],8[漸近理論],9[応用統計],10[推測理論](3~7に含まれないもの),11[その他]

上の分類コ-ドは,講演申込数の動向などに応じて改訂を検討することになって おりますので,ご意見を代表評議員(予稿原稿送付先)までお寄せ下さい.

c)予稿集について

各分科会,セッションとも予稿原稿に従って講演予稿(アブストラクト)集を作ります.

(1)基礎論及び歴史・代数・幾何・函数論・函数方程式論・実函数論・函数解析・トポロジ-分科会・「無限可積分系」セッション
これらの分科会,セッションでは提出された原稿をそのままコピ-印刷致しますから,名簿とじこみの原稿用紙下敷き(アブストラクト用フォーマット用紙)と同様の フォーマットで黒インク(または黒のボ-ルペン,濃い黒鉛筆,ワープロ)で丁寧に お書き下さい. 長さは,名簿とじこみの下敷き表裏両頁(900字)以内です.講演申 込と同時にご提出下さい.

(2)統計数学分科会
統計数学分科会では予稿集の原稿締切は,講演申込の締切と同時ではなく,   2000年1月21日(金)と致します.原稿送付の際には講演申込のコピーを添付して下さい.送り先は,
    〒739-8524 東広島市鏡山1ー1ー1
    広島大学学校教育学部数学教室  景山 三平 宛
です.提出された原稿をそのままコピ-で印刷致しますから, B5用紙で所定の書 式に従い黒インク(または黒のボ-ルペン,良質の2Bの黒鉛筆)で濃く丁寧にお書き下さい.なお,ワープロ使用の場合には所定の枠に合わせて下さい.書式については会員名簿の下敷きをご参照下さい.長さは,表裏頁(900字)以内です.
締切を過ぎて到着した原稿は予稿集に収録できないことがありますからご注意下さい.

(3)応用数学分科会
応用数学分科会(別記のように申込件数は2件までに制限)では予稿集用の原稿 締切は講演申込締切と同時ではなく,2000年1月21日(金)と致します. 送り先は,
    〒182-8585  調布市調布ヶ丘1ー5ー1
    電気通信大学情報工学科計算科学講座  加古 孝 宛
です.提出された原稿は,そのまま原寸でコピー印刷しますから,所定の書式に従い黒インク(又は黒のボールペン,ワープロ)で楷書で丁寧にお書き下さい.なお, 書式については会員名簿の下敷きをご参照下さい.長さは,1件当り4頁以内とします.

d)会合の申込について

各分科会または研究団体で,会合のために部屋の準備を必要とされる場合は, (1)会合の名称,(2)責任者の氏名・連絡先,(3)使用の日時・人数,(4)弁当の有無等を明記した書面を 下記に提出下さい. なお,期限後の申込については,会場確保が不可能となる場合もあり ます.

  • 申込先〒169-8555 新宿区大久保3ー4ー1
    早稲田大学理工学部数理科学科
    日本数学会年会実行委員長 橋本 喜一朗 宛
    封筒の表の面に“会合申込”と朱書のこと.
  • 申込締切12月10日(金)必着,申込順を考慮して会場の部屋割りをします.

e)

「無限可積分系」セッション新設は1995年度第1回評議員会で提案され,第2回評議員会で設置が認められました.このセッションについては,日本数学会理事会の責任に おいて行うものですが,今回の実務的な責任者は山田裕史氏(北海道大学)です.

f)

1997年度年会から引続き行われている企画特別講演の講演者については分科会評議員,および「無限可積分系」セッション責任者からの推薦をもとに,理事会で決定いたします. なお,アブストラクトは総合講演アブストラクトとあわせて作る予定です.

g)書籍等展示の申し込みについて

賛助会員で書籍等の展示を希望される場合は申込書2枚(日本数学会理事長宛,大会委員長宛)を12月10日(金)までに下記(展示とりまとめ当番社)へお送り下さい.

  • 送り先〒113-0033 文京区本郷5-28-1(株)友隣社
    電話:03-3814-0275 FAX:03-3814-1156

2.年会,総合分科会における一般講演について

年会,総合分科会において一般講演ができるのは日本数学会会員に限ります(昭和57年度の理事会で確認). 講演を申込まれる会員は申込用紙に会員番号を必ずご記入下さい.日 本数学会に入会予定の方で講演希望の方は,講演申込用紙にその旨書き添えて下さるととも に,入会手続をして下さい. なお,まだ入会していないが講演を希望している方を御存知の会員は,その方に上記のことをお知らせ下さい.

3.学会講演でのOHPの原稿について

最近数学会の年会や秋季総合分科会での講演でのOHPの使用が多くなってきました.限 られた時間ですから,有効に使うと良い発表ができます.
一方,得られた成果を全部発表しようとする余り,時間に比べてあまりにたくさんのOH Pシートを準備し,その結果次から次へとシートが変わって,聴衆は何もわからない,とい う逆の効果を生じている講演も少なくありません.また,1枚のシートに小さい字で一杯書 いてあって,前の方でもよく見えないというケースもあります.このような不満が何人かの 会員の方々から寄せられています.
人にもよりますが,OHPシートは大体3分間に1枚が目安ではないかと思われます.
1ページあたりの行数は8行程度が遠くからでも見易いと思います.図表の利用など工夫を 凝らしたシートを準備され,OHPを活用した講演を行うことが結局は最も印象深いのでは ないでしょうか.詳細な数式は予稿集を活用するなどして見たらいかがでしょうか.また,こ れも人によりますが,OHPシートは手書きの方が読みやすい,ということもあります.
TeXを利用するときれいなシートができますが,100人を越える教室での発表の効果は 20人程度の研究会の場合とは異なります.予稿集とOHPシートは同じではありません.
大学院生を初めとする若い会員の皆様にとっては特に大切な発表の場でもありますので, ここにあえてお願いする次第です.

4.1999年度日本数学会賞秋季賞の授賞について

選考委員会での審査の結果に基づき,儀我美一氏(北海道大学大学院理学研究科)が‘曲面の発展方程式の研究’に関する業績により賞に選ばれ,9月28日秋季総合分科会会場で授賞式並びに同氏による‘非等方的曲率による界 面運動方程式’の記念総合講演が行われました.

5.日本数学会賞建部賢弘賞授賞者について

本賞の第4回にあたる,1999年度受賞 者の推薦募集は,会報91号で行いました(「数学通信」第3巻3号).9月26日の記者会見で発表した受賞者と業績は次の6名 の方々です.(年齢順,敬称略,所属は受賞時点のものです)

特別賞
平地健吾(大阪大学大学院理学研究科,講師): 強擬凸領域における再生核の特異性の研究

奨励賞
小櫃邦夫(京都大学大学院理学研究科,助手): Zograf-Takhtajan 計量の研究
山崎愛一(京都大学理学研究科,助手): 多元環の整数論
下川航也(東北大学大学院理学研究科,助手): 結び目および3次元多様体に関する曲面を用いた研究
坂井秀隆(京都大学大学院理学研究科,学振特別研究員): Painleve方程式の幾何的理論
中西賢次(東京大学大学院数理科学研究科,院生): 非線形波動方程式の散乱理論の研究

6.野海正俊氏が大阪科学賞受賞

野海正俊氏(神戸大学理学部)が「量子群の表現論と多変数特殊関数論の新局面の開拓」の 業績により,第17回(平成11年度)大阪科学賞を受賞されました.表彰式・記念講演は10月26日に大阪科学技術センターで行われました.

7.1999年度秋季総合分科会について(報告)

標記総合分科会は,9月27日(月)より 9月30日(木)まで4日間にわたって,広島大学において開催されました.この会で行われた講演数は,総合講演 2, 企画特別講演10,特別講演30,一般講演 470でした. また,9月26日(日)には市民講演会が行われました.

8.2000年度日本数学会賞建部賢弘賞の推薦募集

下記の要領で第5回建部賢弘賞の推薦募集を行います.
日本数学会賞建部賢弘賞は前回より2部門の賞となりましたため,要領に変更がありますので御注意下さい.

I.日本数学会賞建部賢弘賞

  • 1.趣旨・種類この賞は,若くして優秀な業績を上げる等,数学研究の活性化に寄与して いる日本数学会会員を顕彰し,その研究を奨励する目的で制定するものとする.日本数学会賞建部賢弘特別賞(以下特別賞という)及び日本数学会賞建部賢弘奨励賞(以下奨励賞という)の2種類を設ける.
  • 2.対象特別賞は,特に優秀な業績を挙げた若い数学者に対し,その業績を顕彰する目的でこれを授与する. 奨励賞は,極めて若くして優れた業績を挙げる等,数学研究の活性化に寄与した数学者に対し,その研究を奨励する目的でこれを授与する.
  • 3.件数受賞者は,特別賞については年3名程度,奨励賞については年5名程度とする.
  • 4.選考受賞候補者選考は日本数学会賞受賞 候補者選考委員会(以下選考委員会という)が行い,理事長に答申する.奨励賞候補者選考については,各々の候補 に対し理事長が2名程度のレフェリーを委任し,選考委員会はその意見を参考にする. 選考委員会については別に定める.
  • 5.推薦日本数学会会員による自薦,他薦及び受賞候補推薦委員による推薦を行う. ただし選考委員会委員は推薦を行うことが出来ない. 推薦についての規定は別に定める.
  • 6.決定理事長は選考委員会から答申された受賞候補者について理事会に諮り,受賞者を決定する.
  • 7.授賞授賞式は秋季総合分科会において行う.

Ⅱ.推薦についての規定

  1. 会員は,自分以外の35歳以下の会員を特別賞に推薦することができる.
  2. 30歳以下の会員は奨励賞に自ら応募することができる.
  3. 受賞候補推薦委員はいずれの賞についても推薦することができ, また推薦にあたっては 被推薦者の年齢を制限しない.
  4. ここにいう年齢は,当該年度の4月1日付 のものとする.

提出書類

  1. 2000年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票
  2. 主要論文1編の別刷またはコピー1部
  • 注1「2000年度日本数学会賞建部賢弘賞推 薦票」は本誌 p.40 ー 41 にあるものコピ-して使って下さい.
  • 注22枚目以降には下記の内容を含めて, 3枚以内にまとめて提出して下さい.
    1.自薦の場合:これまでの研究の概略と今後の研究計画,論文リスト  
    2.他薦の場合:推薦理由,論文リスト
  • 注3締切期限:2000年5月31日(必着)
  • 注4封筒に「建部賢弘賞応募」と朱記の上,日本数学会事務局まで郵送までお送り下さい.
  • 注5今回の受賞者の表彰式は,京都大学における2000年度秋季総合分科会第2日目9月25日に行う予定です.

なお,「日本数学会賞建部賢弘賞の改正の 趣旨」については本誌3巻3号をご覧下さい.

9.第18期日本学術会議会員候補者推薦について

日本学術会議会員(以下会員といいます) の選出方法は学術研究団体(以下団体といい ます)から推薦された会員候補者のうちから,同じく団体から選出された推薦人が選びます.さらに詳しく説明しましょう.
日本学術会議は第1部から第7部までに分 かれ,各部に会員の定員が決まっています. 第4部の定員は31名です.各部には研究連絡 委員会(以下研連といいます)がおかれ,各 研連に会員の定員がきまり,研連が会員選出 の単位となります.第4部は数研連(数学研 究連絡委員会の略です),統計研連,科学教 育研連,情報研連など20の研連に分かれ,数 研連の定員は2名です(これら20の研連は推 薦制の単位としての研連で,実際に設置され る実働研連の一部です).
会員を推薦したい団体は登録をする際関連 研連を決めます.選べる研連の和は3以下です. 登録すると,団体ごとに推薦人の数が決まり ます.推薦人の数は特別大きい団体を除き, 5人以下です.日本数学会は3人です.この推 薦人が,各学会から選ばれた学術会議会員候 補から各研連の学術会議会員を選出します. 複数の研連を選びますと,割り当てられた推 薦人をそれらの研連に割り振ることになりま す.
日本数学会は数研連だけを関連研連として 登録しました.しかし,数研連を関連研連と する団体は数学会以外にもあり得ます.
日本数学会だけが数研連を選んだ場合は補 欠1名を加えて3名の会員候補者を推薦できま すが,それ以外の場合は定員2名まで推薦で きます.
会員候補者の決定は次の「日本数学会推薦 学術会議会員候補選定要領」により行われま す.なお,会員候補者及び推薦人の届出の期 限は2000年2月15日までです.
「日本数学会推薦学術会議会員候補者選定 要領」の第2項により推薦したい会員があれば,12月4日(土)(必着)までに推薦書(様 式自由)を当会までにご提出下さるようお願 いいたします.

「日本数学会推薦学術会議会員候補選定要領」

  1. 学術会議会員推薦における日本数学会推 薦候補者の選定は会員の推薦,予備選挙及 び本選挙によって行われる.この選定に係 わる選挙管理は理事会が行う.
  2. 日本数学会会員(以下会員という)は30 名以上の連名により会員を推薦候補参考者 に推薦できる.ただし,各会員は2名以上 の会員を推薦することはできない.
  3. 予備選挙は日本数学会評議員および数学 研究連絡委員を投票権者とし,会員を被選 挙権者とする2名連記の無記名投票によっ て行う.
  4. 本選挙に際して,次のようにして得られ た者を「会員の推薦及び予備選挙による推 薦候補参考者」として会員に通知する.
    (イ) 第2項による30名以上の会員に推薦され た会員で本人が了承した者.
    (ロ) 予備選挙の得票上位より順次に得票を 累計し,始めて投票総数の過半数に達し た者と同一票数の者までの範囲から上記 参考者として掲げることを本人が了承し た者.但しこれらの者が10名未満のとき は得票上位の者から順次本人の了承の下 で補充し,10名程度の参考人を得るよう に努力する.
  5. 本選挙は会員を投票者とし,全員を被選 挙権者とする2名連記の無記名投票によっ て行う.
  6. 日本数学会推薦候補者は次の方法で理事 会が決定する.推薦候補者2名(場合によ って3名)を,本選挙における上位投票者 で本人の了承が得られた者から順次選定す る.

(補足)予備選挙,本選挙の連記投票におけ る小数記載は有効として数える.

10.支部・分科会からのお知らせ

支部と分科会の活動報告,通知等は「支部便り」,「分科会便り」の各欄を見て下さい.

11.学術委員会報告

平成11年9月27日(秋季総合分科会初日) 広島大学総合科学部において標記委員会を 開いた.主たる審議事項は,

  1. 日本数学会国際研究集会 (MSJIRI)
  2. Regional Workshop 終了後の状況
  3. 湘南数学セミナー
  4. その他

であった.
MSJIRIについては,第8回(代表:日比孝之氏)が終了し, 概略の報告が間もなく本通信にされるはずである.
第9回(代表:大仁田義裕氏)は,順調に準 備が進んでいる.
第10回2001年開催予定分は6月に選考 が終了した.採択されたのは,庄司俊明氏の提案  Representation theory of algebraic and quantum groups (代数群と量子群の表現論) である.
これから第11回(2002年開催予定分) の公募の準備を始める.公募文書は,本通信 2月号に掲載する予定であるが,基本的に, 従来の方式を踏襲する形で行われるはずなの で,興味ある方々には準備をお願い申し上げ たい.
なお,国際研究集会選考委員は,小池正夫, 三村昌泰の2委員の任期が満了し,新たな委 員と交替した.小池,三村両氏には任期中の ご努力について心より感謝申し上げる.
Regional Workshop については,すでに昨年度一杯で終了しているが,講義録の準備状況の報告がされた.なお,RW後継のありようについて種々議論を行ったが,まだ,報告のできる段階ではない.ご意見をお寄せいただけると幸いである.
湘南数学セミナーについては,今年度は楠岡成雄氏の講演を中心に,高校生を中心としたセミナー及び市民講演会を湘南国際村で開催する.参加者の確保のために払うべき努力についての意見交換が行われた.
(学術委員会委員長 吉川 敦記)

12.国際交流委員会報告

(1)国際交流委員会では,現在経済的に困 難な状況に陥っている地域における数学の発 展および数学者の交流を促進するため,それ らの地域で開催される国際研究集会に対して, 財政的な援助をすることができます.
2000年4月1日から2001年3月31日までに開 催される国外研究集会に対して援助を希望さ れる方は,以下の要領で,数学会事務局宛ご 応募下さい.

国外研究集会援助規則

*援助の条件

  1. 経済的に困難な状況にある地域で開催されること.
  2. 日本数学会会員がその研究集会に組織委員, プログラム委員または招待講演者のいずれかの形で関係していること.
  3. その研究集会の報告集が出版され,その報告集に 数学会の援助が銘記されること.報告集を1部日本数学会に寄贈すること.

*援助の決定

  1. 申請は,当該研究集会に関係する日本数学会会員が行う.
  2. 申請に対して国際交流委員会が審査の上,援助を決定する.
  3. 援助を受けた研究集会終了後,申請者は速やかに研究集会の 報告を国際交流委員会に提出するものとする.

*申請書類

  1. 研究集会名,主催者名,開催地,期間,組織委員とプログラム委員の名簿
  2. 研究集会の内容と目的,主な講演者名
  3. 数学会の援助の必要性を示す資料(研究集会開催のための予算と財源の概要)

*申請期限  2000年2月末日

(2)国際交流委員会では,来日数学者の講演援助をしております.援助を希望される方は数学会事務局に申請書類をご送付下さい.
援助の対象となる来日数学者の要件,および申請書の様式と注意事項に関しては,「数学通信」4巻1号をご覧下さい.

(3)1999年度の羽鳥プロジェクトについて,申請のあった4名の中から,下記の3名の招聘を決定しました.なお,今後採択枠については,過去における採択件数等を考慮して弾力的に運用してくことと致しました.
Shi Yuguang北京大学講師(世話人 西川青季 東北大学教授)
Zhengyi Lu四川大学教授(世話人 竹内康博 静岡大学教授)
Changchang Xi北京師範大学教授(世話人 山形邦夫 東京農工大学教授)
「羽鳥プロジェクト」による中国の数学者の 招聘の募集要領につきましては,「数学通信」第4巻第1号をご覧下さい.
(国際交流委員会委員長 石井仁司記)

13.広報委員会報告

(1)数学会の新しいパンフレットが9月に完成しました.

(2)秋季総合分科会に先立つ9月26日,広島市アステールプラザで記者発表会を行いました.数学会からは久保泉大会委員長,松 本幸夫理事長,秋季賞受賞者 儀我美一氏, 建部賢弘特別賞受賞者 平地健吾氏および矢 野公一広報委員長が出席し,日本数学会の紹 介,秋季総合分科会の概要説明,秋季賞およ び建部賞の発表および受賞者紹介,幾何学賞 の発表および受賞者紹介,市民講演会の紹介 を行いました.報道機関等からは,3社の参 加がありました.
なお,今回から報道機関に,秋季賞,建部 賢弘賞,幾何学賞の受賞者および受賞業績等 を,記者発表会に先立って配布することと致 しました.これにより,上記3社以外の少な くとも二つの新聞社が数学会賞を報道いたし ました.特に秋季賞受賞者は北海道新聞社か ら事前のインタビューを受けたとのことす.

(3)同じく9月26日,広島市アステールプラザで市民講演会を開催しました.今回講 師は秋葉忠利(広島市長),梅原雅顕(広島大学),井川満(京都大学)の三氏で,約180 名の参加がありました.また,東広島テレビ 局からカメラが入り,ニュースとして放映さ れました.
開催および広報に関するほとんどの事務を ご負担頂いた広島大学の大春愼之助氏,佐伯 修氏に感謝いたします.
(広報委員長 矢野公一記)

14.数学研究連絡委員会だより

さる9月29日に数学研究連絡委員会が開かれ,主として科学研究費審査委員候補の推薦体制の問題と国際数学連合 (IMU) の電子情報通信委員会への今後の対応について議論した.

科学研究費審査委員候補の推薦について
従来は,科学研究費審査委員候補者の推薦は文部省の学術審議会から日本学術会議第4常置委員会へ候補者推薦依頼があり,第4常置委員会から関係する学協会へ候補者推薦依頼が行われていた.学術会議では今後は候補者推薦依頼を関連学協会ではなく,対応する研連委員長へ依頼することとなった.これに伴い,対応研連の確定が進行中である.数学研究連絡委員会では分科「数学」だけでなく数学教育に関係して分科「科学教育・教科教育」,分科「情報科学」中の細目「計算機科学」に候補者の推薦を希望した.また,数学研連には応用数理学会も参加していることから,「工学基礎」にも申請したが,部が違う(理学関係は第4部、工学関係は第5部)ことから,現在の所,学術会議で無視されてしまったようである.学術会議の構成が部を単位として行われていて,部の壁を越えることは難しい.学問領域が拡がって,境界が拡がっていることに十分に対応できない体制は今後,改革していく必要があろう.
なお,7月に行われた予備的な希望調査で分科「数学」に関しては細目「数学一般」を除いては数研連だけが希望したが,「数学一般」に関しては科学基礎論研連からも審査委員候補者の推薦希望があった.科学基礎論研連の委員長と話し合った結果,数学研連が審査候補者とりまとめの研連になることが了承された.また,科学教育・教科教育に関しては科学教育研連委員長に,科学教育研連が窓口となるのは当然であるが,数学関係の審査委員を必ず含めて欲しいこと,また数学研連からの要望を重視してもらいたい旨の申し入れを行い,具体的な方策関しては今後,関係する学会も加えて協議していくことになった.
以上のような状況に基づき,研連委員会で検討を行った.分科「数学」では,毎年各分科12名,総計60名の審査委員候補者を推薦する必要があり(各細目の審査委員候補者は同一大学で2名以上は不可など細かい決まりがある),事務局がない数学研連だけでは対応できず,事務をどこかの学会にお願いする必要があること,さらに,数学研連に関係する各学会の意見を十分反映する必要があること等が議論され,委員長より各学会に科研費審査委員の推薦にかんして各学会で十分に話し合ってもらうための書簡を送ること,各学会の意向に基づき,数学研連と学会間で話し合い,来年3月の委員会で具体的な方法を確定することに決定した.  なお,科学研究費の大半の事務が日本学術振興会が行うことになったので,今後の審査委員推薦者依頼は日本学術振興会から日本学術会議を経て数学研究連絡委員長宛に来ることになる.

IMUのCEIC(Committee on Electronic Information and Communication, 電子情報通信委員会)への今後の対応について  特に本年12月1日~5日 MSRIで行われる コンファレンスThe Future of Mathematical Communication:1999 への参加者の派遣について議論した.なお,このコンファレンスの 詳細は http://msri.org/activities/ で見ることが出来る.興味を持たれ方が一人でも多く参加されることを希望する.
数学研究とコンピュータ・ネットワーク,電子出版,図書雑誌購入システムに関しては,9月29日の将来計画小委員会に小田忠雄,森重文両氏によって提出された資料を両氏の許可を得て,p.43~ p.47に採録するので参照されたい.
また,これと関連して,小田・森両氏の報告にも記されているように最近の一部の国外雑誌が電子ジャーナルを組み合わせて従来にも増して高額な価格で提供されつつあることが指摘された.外国では国単位や地域単位で共同購入,共同契約で対応が行われている.旧態依然とした会計法のもとでわが国の対応が遅れており,わが国だけが不当に高い価格で雑誌を購入する危険性が高くなっている.これに関しては,情報学研究連絡委員会に付置されている学術文献情報専門委員会で議論され,議論の結果は同委員会より10月6日に「電子的学術情報資料の収集体制の確立に関する緊急の提言」と題して日本学術会議会長宛に送られ,会長談話としてひろくアピールするように申し入れが行われた.このことに関しては第4部関係の研究連絡委員会の集まりである理学総合連絡会議でも10月7日の委員会で報告された.

なお,数研連付置の将来計画小委員会では数学の教育・研究環境の激変に伴い今期の報告書を,大学初年級から大学院までの数学教育を中心とした問題および数学研究とコンピュータ・ネットワーク,電子出版,図書雑誌購入システムに関する問題を中心にとりまとめ中であり,12月11日~12日に東京大学数理科学研究科で次回の会合を持つ予定であることが報告された.
また,数学教育小委員会からは来年7月31日~8月6日,幕張で開かれるICME9に関する報告があった.なお,数学教育小委員会はIMUの下部組織である ICMI(数学教育国際委員会,ICME の主催団体)の日本での対応組織になっている.ちなみに,数学研連はICMの日本での対応組織であり,IMU への我が国の分担金 12,000スイスフランは日本学術会議から支払われている.
(数研連委員会委員長 上野健爾記)

15.理数系教育問題学会連絡会報告

8月28日に第9回会合が行われ,生物科学学会連合の加入に伴って,名称を「数物化系学会教育問題連絡会」から「理数系教育問題学会連絡会」に変更することとしました.連絡会の会合はほぼ2ヶ月に1度とし,さらに具体的な活動を考えていく予定です.
なお,高等教育フォーラム,大学入試センター研究開発部などが共催で次の催しが行われます.

〇シンポジウム「日本の理科教育と大学教育を考える」-2006年問題をどう回避するか?

  • 日時1999年11月13日(土)13:00~14日(日)16:00
  • 場所東京大学教養学部900番教室
    講演者:13日 天野郁夫氏,浪川,筒井勝美氏
    14日 山極隆氏,荒井克弘氏,河合塾,
    寺沢昌男氏(以上講演)
    立花隆氏(総合討論)

(浪川幸彦記)

16.谷口記録集の刊行について

谷口豊三郎氏が亡くなられて5年が経ちました. また,谷口氏が創られた谷口工業奨励会 45周年記念財団(略して谷口財団)も今年度末をもって閉じられようとしております.
太平洋戦争後の混乱と疲弊の極の中からの数学復興から,世界をリードするに至った現在までの日本の数学界の歩みを顧みます時に,谷口氏が与えてくださった励ましと援助を外して考えることは出来ません.一方において,谷口氏と数学界との関係を初めからご存じの方は極めて少なくなっております.
日本数学会は9月の定例理事会において,谷口氏の願いと事跡を記録に留めるために,谷口記録集を以下の方針で刊行することが決定されました.編集委員は次の4名です.井川満(委員長),岡本和夫,浪川幸彦,藤木明.

谷口記録集編集方針

(1)編集の目標
谷口さんの願いと事跡が明確になるようにすると共に,谷口さんのなさったことが,事実として残るようにする.

(2)発刊の形態
日本数学会メモアールの別冊号としての発行を,一つの可能性として考える.

(3)記録集の内容
概観
資料 旧財団時代の援助
京大、名大の数学教室への援助
日本数学振興会への援助(昭和32年定時評議会議事録の一部を載せる)(赤倉、修学院、求是荘などにおけるシンポジウムの記録を収録)
新財団における谷口シンポジウム記録
思い出など
写真 谷口さんの写真
秋月先生の自筆の申請書
吉田先生の申請書
赤倉シンポジウムを始めるに際しての申請書
日本数学振興会規約草稿
シンポジウムでの団体写真など
求是荘のサイン帖のうち,適当なもの
    
(4)
思い出など,に関しては以下の事項につ いて,適当な方に執筆を依頼する.
谷口氏と数学界との関係を全体的に
赤倉セミナー時代について
新財団の谷口セミナーについて(組織委員長全員に, 「後日談」を依頼する)
  
(5)その他
関孝和賞に関する「数学」の記事を再録する. 谷口シンポジウムなどに関わる記事, 文書などのリストを載せる.

(6)発刊は来年秋頃を目途とする.

お願い
関係の方々には,編集委員会より記事の執筆等のお願いをいたしますが,その折は,ご協力宜しくお願いいたします.また,谷口シンポジウム関係の資料をお持ちの方は,編集委員会までお知らせくださいますようお願いいたします.
(〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学大学院理学研究科数学教室 井川満宛).
特に,旧財団時代の赤倉シンポジウムや求是荘シンポジウムなどの写真をお持ちの方,谷口財団や谷口氏に関する記事を書かれた方はぜひお知らせください.
「数学通信」第3巻4号に上野健爾氏が,記事“公開国際会議「谷口数学講演会」と谷口豊三郎氏”のなかで,資料収集のための協力依頼をなされております.今回のお願いは,これをも引き継いだものであります.
(文責 井川満)

17.新入会員及び退会者について

1999年10月1日入会者および1999年4月1日から,1999年9月30日までの退会者は下記のとおりです.

[新入会員] 74名
陶山和信(家庭教師ネットワーク東京),塩谷真弘(筑波大数学),河野芳文(広島大附属中高), Shao Yi Hang(埼玉大理),桑野泰宏(鈴鹿医療科学大医用工),荻田竜三(成城工業高校),安部利 之(阪大理),本多恭子(日大医学部附属看護学校),笹原徹(北大理),海老原富枝(日大理工),ウ ェルチ フィリップ(神戸大自然),岡智美(名城大理工),小櫃邦夫(京大数理研),山本光晴(千葉大理),桜井貴文(千葉大理),松浦真也(東大工), 浅井暢宏(名大多元数理),後藤丈志(九大数理),金子康晴(九大数理),野口雅和(東北大情報),佐瀬雅彦(学習院大自然),佐藤周友(東工大理),新國亮(東北大情報),金子高康(東京電機大理工),津久井正樹(東海大理),宮永望(早大理工),葛谷元(東海大理),松田真実(北大工),林知宏(学習 院高),諏訪将範(上智大理工),村上雅亮(京大 理),武隈幸司(中大理工),神長保仁(群馬工業高専),Miao Ying(筑波大社会工学),久保寺範和 (早大理工),木本一史(九大数理),伊藤公智(東 京理大理),中川理(東北大理),岸本崇(阪大理), ソウクップ ライヨシュ(北見工大工),宋賢貞(千葉大自然),野田健夫(東大数理),久保和英 (北大理),譚勁松(東北大情報),中島徹(東北大 理),小原功任(金沢大理),児玉大樹(東大数理), 中澤秀夫(都立大理),吉田尚彦(東大数理),宮本忠(慶大理工),幡山五郎(東大数理),新海平(阪 大理),陸名雄一(早大理工),桑名康二(広島大教育),小林保幸(北大理),速水孝夫(東京理大理), 眞野智行(京大理),金山直樹(早大理工),日下芳朗(慶大理工),中本和典(京大理),坂田裕(早大 高等学院),中川清(早大高等学院),関達也(早大高等学院),伊藤祐輔(早大高等学院),高橋正人(千葉大自然),原祐次(東大総合文化),小林真一(東大数理),佐藤進(阪市大理),矢野昭一郎(ア クシス宝塚),高橋秀裕(熊谷女高),藤澤敦子(筑波大数学),金坂尚礼(筑波大数学),鎌田保雄(筑波大数学),永井元浩((株)テクノ高槻)

[退会者] 35名
黒田正,松坂和夫,高橋元男,嘉数武松,近藤彰, 佐藤守,大島一彦,山下昭,加藤隆雄,榑林道浤, 小島一元,栗原幹夫,野竿陽司,山崎亮一,大塚 隆巧,鷹野眞次,草川秀雄,張友金,藤川淳一郎, 鎌滝惣吉,朴弘緒,辺昌浩, Ferrif Bernard A., Bauer Pia, Andre Yves, Schmitt Jacques

なお,上記の方々の他に次の方々がご逝去により退会されました. 慎んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈り申し上げます.
竜沢周雄,安部進午,平沢義一,藤戸伊佐美,川久保勝夫,斉藤泰一,富樫栄,中島俊博,新井紀久子

18.名簿について

1999年度版日本数学会会員名簿を10月末に発行いたしました.近々お手元に届くと思います.
なお,経費等の理由により,会員の少なくない大学等には一括してお送りさせていただきました.当該大学には事務の方々をはじめご迷惑をおかけすると思います.どうぞよろしくお願いいたします.
定款は現在改訂中ですが,名簿に載っている定款は現行のもの(改訂前のもの)です.

19.会費払込みのお願い

日頃は会費の払い込みにご協力頂きまして,誠にありがとうございます. この度も,下記の通り宜しくお願い致します.

  • 後期会費を未払いの方は,12月末日までにお払い込み下さい.
  • 前期会費を未払いの方は, 至急お払い込み下さい.
  • 既にお払い込み済みの方は,なにとぞご容赦下さい.
  • ご送金にあたりましては,会員名簿とじこみの会費払込票をご使用下さい.
  • 学割扱いをご希望の方は,送金毎に, 必ず,在学証明書をお送り下さい.
  • 高齢会費をご希望の方は書面にてお申し出下さい (生年月日をご記入下さい).

1999年度後期会費 9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円
2000年度前期会費 9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円

20.雑誌 '数学' 及び欧文誌‘ジャーナル'のバックナンバーについて

会報93でお知らせしました‘数学' 及び ‘ジャーナル' の処分につきましては1999年 10月31日をもって締め切らせていただきまし た.ご通知申し上げましたとおり,残部につ いては全て廃棄いたします.
数学会会員及び読者の皆様のご協力に感謝 いたします.

21.フランス数学会交換会員について

現在,交換会員協定を結んでいる外国の数 学会のうち,フランス数学会(Societe Mathe- matique de France)への交換会員希望者の会 費を毎年取りまとめてフランスに送金してい ます.
継続してSMF交換会員になられていた方にも,個人宛には通知をお送り致しませんので,この記事をもってお知らせとさせていただきます.
また,新たに交換会員を希望される方もお 申し出下さい.
交換会員申込みの方は,下記のように2000 年のフランス数学会会費を日本数学会振替口 座に,1999年12月1日(水)までにお 振り込み下さい.



a)基本会費:4,300円
    SMF通常会費の半額
    SMF 会誌“Gazette des Mathematiciens”を受領

b)雑誌予約申込み(選択)
    以下のSMF 発行の雑誌を会員価格で予約できます.

  1. Officiel des Mathematiques: 3,600yen
  2. Bulletin:  11,628yen
  3. Bulletin + Memoires: 18,605yen
  4. Memoires:       11,046yen
  5. Asterisque 12 numeros: 36,046yen
  6. Histoire des Mathematiques: 6,744yen
  7. Panoramas et Syntheses 6,977yen

以上に加え,手続郵送料および送金銀行 手数料としてお一人につき300円を頂きます. 記入例のように書面にて日本数学会事務局に お申し込み下さい.また会費は日本数学会郵便 振替口座にフランス数学会費と通信欄に明記の 上お振り込み下さい.振替用紙は名簿綴じ込み, または郵便局に備え付けの用紙をご利用下さい.

記入例:

    SMF交換会員申込書

□ a)のみを希望  4, 600  円
□ a)+b):4, 600円+
                     □(1)  3,600円
                     □(2) 11,628円
                     □(3) 18,605円
                     □(4) 11,046円
                     □(5) 36,046円
                     □(6)  6,744円
                     □(7)  6,977円
□にチェック

☆郵便物送り先住所(ローマ字)
 Name:

 Address:

会員番号:   氏名

また,日本数学会と交換会員協定を結んで いるのは,フランス数学会の他,アメリカ数 学会(AMS)・ニュージーランド数学会(NzMS)・韓国数学会(KMS)・ロンドン数学会(LMS)・ドイツ数学会(DMV)です.
詳細についてはお問い合わせ下さい.