日本数学会の出版物

日本数学会 会報 83
1996年11月

1.1997年度年会について

1997年度年会は信州大学において,下記のとおり行われます.

  • 場所松本市旭3ー1ー1 信州大学
  • 日時1997年4月1日(火)より4月4日(金)まで

a.別枠の特別講演について

1997年度年会より,日本数学会の理事会および学術委員会で特別プログラムを組みます. これは,大学院生等若い会員が学会に参加して意義あるものにすることを目的としています. 具体的には,年会の第1日,第3日,第4日の3日間,13:00~14:00の1時間に別枠の特別講演を複数並行して行います. したがって各分科会,セッションの一般講演,特別講演の通常プログラムは午前中と午後2時以降となります. なお,第2日は通常通り総合講演を行います.実際の講演者,題目等については現在計画中です. 詳しくは2月末にお送りする年会プログラムを御参照下さい.

b.講演申込について

この会で講演することを希望される会員は,1995年度会員名簿にとじこまれている講演申込書に記入してお申込下さい. その際会員番号を必ずご記入下さい.
数学会では,1995年度日本数学会秋季総合分科会(於東北大学)よりセッション「無限可積分系」を新設致しました. 講演の発表,募集はこれまでの分科会と同じように公募形式を取り,アブストラクト集の作成,特別講演も分科会と同様に行われます. 講演希望の方は,講演申込書の「希望分科」欄に「無限可積分系」とお書き下さい.
2つ以上の分科会あるいはセッションで講演を希望する場合には,その分科会名あるいはセッション名を講演申込書の備考欄にご記入下さい. また,OHPの使用を希望される方はその旨講演申込書の備考欄に朱書して下さい. なお,大会運営上時間及び講演件数を制限させて頂く事もあります. 予稿(アブストラクト)原稿も,下記の注意に従ってご提出下さい.

  • 講演申込先〒113 東京都文京区本郷4ー25ー9ー203
    社団法人 日本数学会
    日本数学会年会委員長  岸 本 量 夫 宛
    封筒の表面に “講演申込” と朱書のこと.
  • 申込締切12月11日(水)までに申込先に到着するようお送り下さい.
    (締切後の追加申し込みは受け付けられません.)
  • 申込件数の制限応用数学分科会では,申込件数を1人当たり2件以内とします.
  • 申込用紙各題目ごとに,名簿とじこみの用紙,またはそれと同じ形式のものを用いて下さい.
  • 予稿原稿名簿とじこみの下敷きと同様のフォーマットでお作り下さい.
  • キ-ワ-ド・分類コ-ド函数論,応用数学,統計数学各分科会への講演申込に当っては,それぞれ次の分類コードから選んで講演申込書の備考欄にキ-ワ-ド等を記入して下さい.
  • 函数論分科会1[1変数函数論] 2[多変数函数論]
  • 応用数学分科会 1[解析系応用数学] 2[離散系応用数学]
    3[その他]
  • 統計数学分科会1[確率論,確率過程論] 2[計画数学]
    3[確率分布,標本分布,乱数] 4[実験計画法]
    5[多変量解析] 6[時系列解析] 7[ノンパラメトリック解析]
    8[漸近理論] 9[応用統計]
    10[推測理論](3~7に含まれないもの)
    11[その他]

上の分類コ-ドは,講演申込数の動向などに応じて改訂を検討することになっておりますので,ご意見を評議員までお寄せ下さい.

c.予稿集について

各分科会,セッションとも講演予稿(アブストラクト)集を作ります.

  1. 基礎論・代数・幾何・函数論・函数方程式論・実函数論・函数解析・トポロジ-分科会・「無限可積分系」セッション
    これらの分科会,セッションでは提出された原稿をそのままコピ-印刷致しますから,名簿とじこみの原稿用紙下敷き(アブストラクト用フォーマット用紙)と同様のフォーマットで黒インク(または黒のボ-ルペン,濃い黒鉛筆,ワープロ)で丁寧にお書き下さい. 長さは,名簿とじこみの下敷き表裏両頁(900字)以内です.講演申込と同時にご提出下さい.
    統計数学分科会
    統計数学分科会では予稿集の原稿締切は,講演申込の締切と同時ではなく,1997年1月31日(金)と致します. 原稿送付の際には講演申込のコピーを添付して下さい.    送り先は,
  2. 〒606ー01
    京都市左京区北白川
    京都大学数理解析研究所
    高 橋 陽一郎 宛
    です. 提出された原稿をそのままコピ-で印刷致しますから,所定の書式に従い黒インク(または黒のボ-ルペン,良質の2Bの黒鉛筆)で濃く丁寧にお書き下さい. また,ワープロ使用の場合には所定の枠に合わせて下さい. なお,書式については会員名簿(1995年度版)の下敷きをご参照下さい. 長さについていは表裏頁(900字)以内です. 締切を過ぎて到着した原稿は予稿集に収録できないことがありますからご注意下さい.
    応用数学分科会
    応用数学分科会(別記のように申込件数は2件までに制限)では予稿集用の原稿締切は講演申込締切と同時ではなく,1997年1月31日(金)と致します. 送り先は,
  3. 〒606ー01
    京都市左京区北白川
    京都大学数理解析研究所
    岡 本   久 宛
    です. 提出された原稿は,そのまま原寸でコピー印刷しますから,所定の書式に従い黒インク(又は黒のボールペン,ワープロ)で楷書で丁寧にお書き下さい. なお,書式については会員名簿(1995年度版)の下敷きをご参照下さい. 長さは,1件当り4頁以内とします.

d.会合の申込について

各分科会または研究団体で,会合のために部屋の準備を必要とされる場合は,

  1. 会合の名称
  2. 責任者の氏名・連絡先
  3. 使用の日時・人数
  4. 弁当の有無

等を明記した書面を下記に提出下さい. なお,期限後の申込については,会場確保が不可能となる場合もあります.

  • 申込先〒390 松本市旭3ー1ー1
    信州大学理学部 数理・自然情報科学科
    日本数学会年会委員長  岸 本 量 夫 宛
    封筒の表の面に“会合申込”と朱書のこと.
  • 申込締切12月11日(水)必着
    申込順を考慮して会場の部屋割りをします.

e.「無限可積分系」セッション新設は1995年度第1回評議員会で提案され,第2回評議員会で設置が認められました. このセッションについては,日本数学会理事会の責任において行うものですが,今回の実務的な責任者は野海正俊氏(神戸大学)です.

f.1997年度年会からの特別プログラムについては,1996年度第3回評議員会において,特別プログラムとして特別講演を行うことが了承されたものです. 講演者については分科会評議員,および「無限可積分系」セッション責任者からの推薦をもとに,理事会で決定いたします. なお,アブストラクトは総合講演アブストラクトとあわせて作る予定です. 特別プログラムについても開催校に御苦労をおかけすることになりました. 信州大学関係各位に感謝申し上げます.

2.年会,総合分科会における一般講演について

年会,総合分科会において一般講演ができるのは日本数学会会員に限ります(昭和57年度の理事会で確認). 講演を申込まれる会員は申込用紙に会員番号を必ずご記入下さい. 日本数学会に入会予定の方で講演希望の方は,講演申込用紙にその旨書き添えて下さるとともに,入会手続をして下さい.
なお,まだ入会していないが講演を希望している方を御存知の会員は,その方に上 記のことをお知らせ下さい.

3.1996年度日本数学会各種委員について

本年度の各種委員会委員は次の方々に決定しました.

会計委員    佐々木 武  吉田 正章
国際交流委員会 小谷 眞一(委員長)
        小谷 眞一  西田 孝明
        吉田 正章  桂  利行
        西川 青季  八杉満利子
出版委員会   松本 幸夫(委員長)
        上野 健爾(担当理事)
        砂田 利一  松本 幸夫
        谷島 賢二
学術委員会   野口潤次郎(委員長)
        大島 利雄  川久保勝夫
        三輪 哲二  野口潤次郎
        吉川  敦  木上  淳
        (以上運営委員)
        砂田 利一  渡辺 公夫
        (以上専門委員)
ICM90記念基金委員会
        岡本 和夫(委員長)
        野口潤次郎  森  重文
        山口 昌哉  小谷 眞一
広報委員会   渡辺 公夫(委員長)
        渡辺 公夫  楠岡 成雄
        桂  利行
編集委員会
 ジャーナル  後藤 四郎(委員長)
                中神 祥臣  大島 利雄
        後藤 四郎  藤本 坦孝
        志賀 徳造  日合 文雄
        松本 幸夫  江田 勝也
        若林誠一郎  斉藤  裕
        酒井 文雄  西川 青季
        松村 昭孝  吉野 雄二
        望月  清
 数学    吉田 朋好(委員長)
                阿部 吉弘  落合 啓之
        上村  豊  狩野  裕
        倉田 和浩  田村 要造
        増田 一男  宮岡 礼子
        市村 文男  筒井  亨
        堤 誉志雄  山本 博夫
        横川 光司(以上常任)
                浅倉 史興  隅広 秀康
        松本和一郎  三町 勝久
        今吉 洋一  宇澤  達
        木上  淳  幸崎 秀樹
        小高 一則  児玉 秋雄
        野倉 嗣紀  野村 隆昭
        林 実樹広  佐藤 圓治
        長尾 壽夫  成川 公昭
        松澤 淳一  剱持 勝衛
        小林  治  神保 秀一
        枡田 幹也
 パブリケーション
        藤原 大輔(委員長)
                伊原 康隆  上野 健爾
        落合卓四郎  小林 昭七
        西田 孝明  藤原 大輔
        渡辺 信三
 Advanced Studies in Pure Mathematics
           小田 忠雄(委員長)
                小田 忠雄  砂田 利一
        落合卓四郎  大島 利雄
        伊原 康隆  柏原 正樹
        川又雄二郎  三輪 哲二
        高橋陽一郎  井川  満
                川中 宣明  森田 茂之
        向井  茂  坂内 英一
        加藤 和也  西川 青季
        谷崎 俊之
        

4.1996年度日本数学会賞秋季賞の授賞について

選考委員会での審査の結果に基づき,青本和彦氏が‘複素積分の研究’に関する業績により賞に選ばれ,9月15日秋季総合分科会会場で授賞ならびに同氏による‘q-差分 de Rham 複体と Cech コホモロジー’の記念総合講演が行われました.

5. 1996年度秋季総合分科会について(報告)

標記総合分科会は9月14日(土)より9月17日(火)まで4日間にわたって,東京都立大学において開催されました. この会で行われた講演は総合講演2,特別講演24,50周年記念講演10,一般講演377でした.
また,9月16日には市民講演会が行われました.

6.日本数学会賞建部賢弘賞の推薦募集について

会報81号(「数学通信」創刊号)でお知らせしたとおり,日本数学会では,50周年記念事業として,日本数学会賞建部賢弘賞を創設いたしました.
このたび,下記の要領で第2回建部賢弘賞の推薦募集を行います.

I.日本数学会賞建部賢弘賞

  1. 趣旨
    この賞は,若くして優秀な業績をあげる等の,数学の活性化に寄与している日本数学会会員の研究を奨励する目的で制定すものである.
  2. 件数
    受賞者は毎年10人以下とする.
  3. 選考
    日本数学会賞受賞候補者選考委員会(以下「選考委員会」という)が行う. 選考委員会については別に定める
  4. 推薦
    日本数学会会員による自薦,他薦および「受賞候補推薦委員」による推薦を行う. 推薦についての規定は別に定める.
  5. 決定
    「選考委員会」から答申された受賞候補者について,理事会で決定する.
  6. 授賞
    受賞者の公表は秋季総合分科会において行う.

推薦についての規定

  1. 30才以下の会員はこの賞に自ら応募することができる.
  2. 会員は,35才以下の別の会員を推薦することができる.
  3. 受賞候補推薦委員の推薦については年齢を制限しない. なお,ここにいう年齢は,当該年度の4月1日付のものとする.

提出書類

  1. 1997年度日本数学会建部賢弘賞推薦票
  2. 主要論文1編の別刷またはコピー1部
  • 注1「1997年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票」は本誌 p.49-50 にあるものをコピ-して使って下さい.
  • 注22枚目以降には下記の内容を含めて,3枚以内にまとめて提出して下さい.
    自薦の場合:これまでの研究の概略と今後の研究計画,論文リスト
    他薦の場合:推薦理由,論文リスト
  • 注3締切期限:1997年3月10日(必着)
  • 注4封筒に「建部賢弘賞応募」と朱記の上,日本数学会事務局まで郵送にてお送り下さい.
  • 注5今回の受賞者の表彰式は,東京大学における1997年度秋季総合分科会第2日目10月1日に行います.

7.建部賢弘賞について

日本数学会賞建部賢弘賞の規約は,9月14日,1996年度第 3回評議員会で了承されました. その際,いろいろな議論がありましたが,これは主に,この賞の性格に関係することです. この点について会報で全会員に説明する必要がある,という意見が評議員会で出されました. 以下昨年度以来の評議員会での検討をもとにして建部賢弘賞の補足説明を致します. なお,細部についてはお近くの評議員の方あるいは数学会事務局にお尋ね下さい.

建部賢弘賞はいわゆる奨励賞です.若手数学者の奨励を目的としていることは規約の通りですが,若手の定義があいまいです. 博士号を取得して間もない人が若手なのは異論がないとしても,何才以下という切り口を一意的に決めるのは難しい. そこで年に若干の幅をもたせ,30才以下の会員は自薦も可能,としたのが,推薦規定にある1と2の区別です.
若い会員が自薦して応募する状況を期待しています.
また,種々の事情により,数学を開始するのが遅くなったり,時間がかかったために,年令は若くはないが数学的キャリアは若い,と言う会員で業績を挙げた人も奨励の対象ではないでしょうか. このような趣旨の奨励賞も一本化して建部賢弘賞としました. これは奨励賞に区別があるのはいかがなものか,という判断によるものです. そこで,推薦規定の3.にあるように,受賞候補推薦委員による推薦という部分を残しました. お近くに該当する会員がいらっしゃいましたら,受賞候補推薦委員の方と連絡をお取り下さい. 各分科会の受賞候補推薦委員は下記の方々です.

  • 数学基礎論および歴史安本雅洋(名大多元数理)
  • 代数学坂内英一(九大数理)
  • 幾何学剱持勝衛(東北大理)
  • 函数論梶原壌二(九大数理)
  • 函数方程式論島倉紀夫(東北大理)
  • 実函数論宮地晶彦(東京女大)
  • 函数解析学吉川 敦(九大数理)
  • 統計数学藤越康祝(広島大総合)
  • 応用数学鵜飼正二(東工大理)
  • トポロジー小宮克弘(山口大理)

なお,従来の「日本数学会賞春季賞秋季賞受賞候補選考委員会」は,「日本数学会賞受賞候補選考委員会」と改称し,建部賢弘賞の受賞候補者もあわせて選考することに致しました. 建部賢弘賞はできたばかりの新しい賞です.今後経験をつみながらより良いものにするべく努力していきたいと思います.
最後に,評議員会において,優秀な業績には若手とは関係なく存在するのだから,論文賞を考える価値があるのではないか,という意見が出されたことを付け加えておきます. 今後の検討課題です.

(理事長 岡本和夫記)

8.社団法人日本数学会50周年記念講演会について

標記講演会を下記の要領で行いますので,ぜひご参加下さい.

  • 日時1996年11月9日13:00 ~ 18:00
  • 場所東京大学教養学部講堂(900番教室)
    〒153 目黒区駒場3ー8ー1
    Tel. 03-5454ー6955
  • 主催社団法人日本数学会
  • 共催群馬県藤岡市

第1部 日本数学会50周年記念式典

  • 13:00 ~ 13:30 日本数学会理事長挨拶
    関孝和賞について
    関孝和賞授賞式
    藤岡市長祝辞
    建部賢弘賞授賞式
  • 13:30 ~ 14:30日本数学会関孝和賞受賞記念講演
    F.Hirzebruch:正多面体とサッカーボール

第2部 市民講演会

  • 15:00 ~ 16:00佐藤健一(明大付属中野八王子中学・高校教頭):和算家,関孝和の人と業績
  • 16:30 ~ 17:30深谷賢治(京都大学):空間とは何か

なお,記念講演会終了後同キャンパス内大学院数理科学研究科棟コモンルームでレセプションを行います.

9.関孝和全集の会員特別価格頒布について

関孝和全集は1974年に大阪教育図書(株)から刊行された後,永らく絶版になっていました. 関孝和賞創設を機会にこれを復刊することができ,数学会会員に特別価格(定価15,000円を10,000円)で頒布しています. 御希望の方は上記振替口座にその旨を明記して御送金下さい(全集送料不要). 180部限定で,9月末日現在までに既に164部の申し込みがありました.

10.日本数学会シンボルマークの募集について

社団法人日本数学会の50周年を記念して,シンボルマークを公募いたしましたが,期日までに11名の会員の方からの応募がありました.
シンボルマークは,十分検討の上最終的に理事会で決定し評議員会での了承を得て,公表する予定です.
当初の計画では,先日の秋季総合分科会で公表するつもりでした. しかし理事会では,何分,今後永く使用するシンボルマークでありますので,もう少し時間をかけて検討すべきである,という方針を決めました. この方針は9月14日の評議員会に諮り了承されました. 決定が遅れて申し訳ありませんがもう少し時間がかかりそうです.
応募下さった会員各位にこの場を借りて御礼申し上げます.

11.数学通信編集委員会について

9月14日の評議員会において,数学通信編集委員会の下記の編集委員が承認されました.

  • 理事長岡本和夫(責任者)
  • 出版担当理事上野健爾
  • 理事数名
  • 支部評議員 北海道:大森常住
    東北:納谷 信
    関東:高木亮一
    中部:大沢健夫
    京都:荒井正治
    阪神:藤木 明
    中国・四国:谷崎俊之
    九州:小西貞則
  • 数学編集委員会吉田朋好

理事選出編集委員は評議員会後の理事会で決定する旨提案があり,評議員会は了承しました.
9月16日に第1回「数学通信」編集委員会を行い,その際数学会事務局の事務長が編集委員に加わることを決め,理事会に承認を求めることにしました.

12.数学通信投稿欄について

「数学通信」創刊号の目的は,数学会理事会,評議員会,各種委員会の活動を全会員に伝達することと同時に,各会員の意見を表明する場のひとつを提供することにありました. もちろん,各会員は直接会って話す,手紙,電話,FAX,e-mail等々の手段により,お互いに様々な問題について意見交換を行っています. そのような意見交換を通して得た,ぜひともこれは全会員に対して表明したいということがらもあると思います.
そこで2号から「編集委員会への手紙」という投稿欄を設けています.数学全体に関する数学会会員の意見を歓迎します. ふるって投稿をお願いします.
(理事長記)

13.支部・分科会からのお知らせ

(1)中部支部

中部支部会は12月初旬の予定です.
場所・講演者は現在未定です.
(大沢健夫記)

(2)京都支部

京都支部の時期評議員選挙を11月末か12月初めに行います.選挙用紙等は名簿 にしたがって配送します.
(八杉満利子 記)

(3)中国・四国支部

日本数学会中国・四国支部会案内
例年どおり,表記例会を開催いたします. 多数の参加を期待しております.

  • 日時平成9年1月26日(日)10時開始予定
  • 場所愛媛大学理学部
  • 講演申し込み締め切り平成8年12月21日(金)
  • 講演申込先愛媛大学理学部数理科学科 木村浩(「中国四国支部例会」と封筒に朱書してください)
  • 問い合わせ先上記,木村浩
    Tel:089-927-9554(ダイアルイン)
    e-mail:kimura@dpcsipc.ehime-u.ac.jp
    FAX:089-927-9560

(支部会評議員 木村浩,原瀬巍,谷崎俊之)

(4)九州支部

日本数学会九州支部冬季例会は,1997年2月22日 (土曜日)に福岡大学理学部にて開催の予定です.
(小西貞則 記)

(5) 数学基礎論および歴史分科会

1996年秋季総合分科会期間中に行われた事務連絡会議において,当分科会における意見集約,情報伝達を速やかに行うために,基礎論分科会運営委員会を発足されることが了承されました. なお,運営委員会は専門ごとのグループ(歴史,MLG,超準解析,理論計算機科学,集合論と一般帰納的関数論,計算論,証明論,モデル論)の代表者,当分科会から選出された数学会雑誌編集委員および評議員から構成されます.
(責任評議員 坪井明人記)

14.第17期日本学術会議会員候補者

推薦について

日本学術会議会員(以下会員といいます)の選出方法は学術研究団体(以下団体といいます)から推薦された会員候補者のうちから,同じく団体から選出された推薦人が選びます.さらに詳しく説明しましょう.
日本学術会議は第1部から第7部までに分かれ,各部に会員の定員が決まっています. 第4部の定員は31名です.各部には研究連絡委員会(以下研連といいます)がおかれ,各研連に会員の定員がきまり,研連が会員選出の単位となります. 第4部は数研連(数学研究連絡委員会の略です),統計研連,科学教育研連,情報研連など20の研連に分かれ,数研連の定員は2名です(これら20の研連は推薦制の単位としての研連で,実際に設置される実働研連の一部です).
会員を推薦したい団体は登録をする際関連研連を決めます. 選べる研連の和は3以下です. 登録すると,団体ごとに推薦人の数が決まります. 推薦人の数は特別大きい団体を除き,5人以下です.日本数学会は3人です.この推薦人が,各学会から選ばれた学術会議会員候補から各研連の学術会議会員を選出します. 複数の研連を選びますと,割り当てられた推薦人をそれらの研連に割り振ることになります.
日本数学会は数研連だけを関連研連として登録しました.しかし,数研連を関連研連とする団体は数学会以外にもあり得ます.
日本数学会だけが数研連を選んだ場合は補欠1名を加えて3名の会員候補者を推薦できますが,それ以外の場合は定員2名まで推薦できます.
会員候補者の決定は次の「日本数学会推薦学術会議会員候補選定要領」により行われます.なお,会員候補者及び推薦人の届出の期限は1997年1月31日までです.
「日本数学会推薦学術会議会員候補者選定要領」の第2項により推薦したい会員があれば,12月4日(土)(必着)までに推薦書(様式自由)を当会までにご提出下さるようお願いいたします.

「日本数学会推薦学術会議会員候補選定要領」

  1. 学術会議会員推薦における日本数学会推薦候補者の選定は会員の推薦,予備選挙及び本選挙によって行われる. この選定に係わる選挙管理は理事会が行う.
  2. 日本数学会会員(以下会員という)は30名以上の連名により会員を推薦候補参考者に推薦できる. ただし,各会員は2名以上の会員を推薦することはできない.
  3. 予備選挙は日本数学会評議員および数学研究連絡委員を投票権者とし,会員を被選挙権者とする2名連記の無記名投票によって行う.
  4. 本選挙に際して,次のようにして得られた者を「会員の推薦及び予備選挙による推薦候補参考者」として会員に通知する.
    (イ)
    第2項による30名以上の会員に推薦された会員で本人が了承した者.
    (ロ)
    予備選挙の得票上位より順次に得票を累計し,始めて投票総数の過半数に達した者と同一票数の者までの範囲から上記参考者として掲げることを本人が了承した者. 但しこれらの者が10名未満のときは得票上位の者から順次本人の了承の下で補充し,10名程度の参考人を得るように努力する.
  5. 本選挙は会員を投票者とし,全員を被選挙権者とする2名連記の無記名投票によって行う.
  6. 日本数学会推薦候補者は次の方法で理事会が決定する. 推薦候補者2名(場合によって3名)を,本選挙における上位投票者で本人の了承が得られた者から順次選定する.
    (補足)予備選挙,本選挙の連記投票における小数記載は有効として数える.

15.学術委員会報告

委員・課題について.

現在の委員構成は次の通りです. 専門委員は,野口潤次郎(委員長・担当理事),川久保勝夫(前委員長),三輪哲二,大島利雄,吉川敦,木上淳です. 専門委員は,渡部公夫(広報),砂田利一(湘南数学セミナー)です.本委員会が現在課題としているものは,次の事項です.

  1. 学会総合講演者の推薦
  2. Regional-Workshopの運営
  3. MSJ-IRIの運営
  4. Survey Lecture の活性化
  5. 湘南数学セミナーの運営
  6. 学術委員会委員の選考規則の検討
  7. MSJ-IRI 報告書(理事会宛)

第2回湘南数学セミナーの報告

標記セミナーが,下記の要領で開催されました. このセミナーは(株)湘南国際村協会(会場の湘南国際村センターの経営会社で神奈川県の第3セクター)が事務局の仕事を全面的にバックアップしてもらっているもので,長期的視野の基で運営してゆきたいと考えておりすので,皆様の御協力をお願いします. 今回は,地元の援助団体,湘南国際村倶楽部より,20万円の協賛金が付いたことも合わせて報告します.

  • 1.標題第2回湘南数学セミナー
    高校生のための現代数学「面積と体積 -現代数学の視座から-」
  • 2.講師砂田利一(東北大学大学院理学研究科)
  • 3.チューター佐藤勝憲(東京工業大学
    大学院情報理工学研究科)
  • 4.宿泊・食費8千円
  • 5.会場湘南国際村センター
  • 6.日時平成8年8月13日~14日
  • 7.参加者51名(募集定員50名,応募者61名)
  • 8.概要日本数学会および湘南国際村主催の第2回湘南セミナーは,1996年8月 13日,14日の両日にわたって,昨年と同様,神奈川県葉山町の湘南国際村センターにおいて開催された. 今回の主題は,「面積と体積」についてであり,高校生の知っている面積や体積の概念を現代数学の立場から見直すことを目標とした.
    内容は,次の通り.
    a.面積とは何か
    b.面積関数の存在と一意性
    c.面積と合同分割 -ボヤイ・ケルビンの定理
    d.ヒルベルトの第3問題とデーンの定理.

今回の参加者は,殆どが高校生で,しかも半数が1年生であった. 参加者の中には遠く中四国からの人が4名もいた. 参加者のアンケートを集約すれば,難しかった(57%)が面白かった(57%)ということでしょう. 費用については,普通(70%),安い(23%),高い(7%)でした. 広報には,ポスターを5,000枚,チラシを700枚,作製しました.
なお,1997年度のセミナーは,12月26日,27日に開催し,講師には,上野健爾氏(京都大学)にお願いする予定です.
講師の砂田利一氏、チューターの佐藤勝憲氏,広報を補助していただいた渡部公夫専門委員,援助をいただいた湘南国際村倶楽部,事務局・会場のお世話を全面的にしていただいた湘南国際村協会の皆様に紙上をかりて御礼申し上げます.
(学術委員会委員長 野口潤次郎記)

16.国際交流委員会

国際交流委員会では,1997年度から国外で開催される研究集会にたいして次の要領で財政的な援助をする事にしました. 1997年4月1日から1998年3月31日までの期間に開催される国外研究集会で援助を希望される方は1997年2月末までに数学会事務局まで申請して下さい. なお,国際交流委員会の予算は潤沢ではありませんので,採用された場合でも多額の援助は期待しないで下さい.

国外研究集会援助規則

  • 援助の主旨現在経済的に困難な状況に陥っている地域において,数学の発展及び数学者の交流を促進するため,国際交流委員会は,その地域で開催される国際研究集会に対して財政的な援助をすることができます.
  • 援助の条件その研究集会が経済的に困難な状況にある地域で開催されること.
    その研究集会に日本数学会会員が組織委員,プログラム委員または招待講演者のいずれかの形で関係していること.
    その研究集会の報告集が出版され,その報告集に数学会の援助が銘記されること. 報告集を一部日本数学会に寄付すること.
  • 援助の決定申請は,当該研究集会に関係する日本数学会会員が行う.
    申請に対して国際交流委員会が審査の上,援助を決定する.
    援助を受けた研究集会終了後,申請者は速やかに研究集会の報告を国際交流委員会に提出するものとする.
  • 申請書類研究集会名,主催者名,開催地,期間,組織委員とプログラム委員の名簿
    研究集会の内容と目的,主な講演者名
    数学会の援助の必要性を示す資料(研究集会開催のための予算と財源の概要)
  • 申請期限毎年2月末日

(2)1996年度の羽鳥プロジェクトによる中国人数学者の招聘は次の2名に決定しました.

Sheng-Li Tan 助教授(East China Normal Univ.) 1996年10月来日,
世話人 上野健爾(京大)
Zhi-Ying Wen 教授(Wuhan Univ.)
1996年3月 来日
世話人 伊藤雄二(慶應大)

(国際交流委員会委員長 小谷眞一記)

17.広報委員会報告

2度目の試みとして今回も,都立大学での秋季総合分科会の前日である 9月13日15時から1時間に渡り記者発表会を行い,日本数学会賞秋季賞の授賞者を発表した. 朝日新聞社をはじめ,日本評論社,シュプリンガー・フェアラーク東京などの出版社が参加した. 翌翌日にあたる15日の朝日新聞朝刊の多摩版と東京版に市民講演会の記事が掲載された.
9月16日の 14:15 から 16:30 まで第15回日本数学会市民講演会を行った.今回は会場を都立大学の講堂・大ホールに設け,広く一般市民の参加を募った.

  • 講師斎藤秀司・東大
  • 題目「数」を数えることとフェルマー予想
  • 講師松本幸夫・東大
  • 題目4次元の話

連休の中日,多摩地区という地の利,前日の朝日新聞での告知,都立大学の広報力(ちなみに,色刷りのチラシ3万枚を配付)のお陰で,聴衆は800 名を越え,大盛況でした.
記者説明会での連絡が不十分でしたので,「最寄り駅に関する情報」が欠落し,問い合わせに事務局はてんやわんやでした. 電話での対応に当たられた皆様に感謝致します. また,広報委員長の推測の甘さから,配付資料の作成,配付に関しては都立大学に多大のご迷惑をお掛けいたしました. また,かなりの損害を数学会に与えてしまいました.
学会での行事として,市民講演会は定着いたしました. 今回も,カセットテープによる講演の記録が行われた. 講演会の録音も質のいいものなりました. 希望者には講演内容のテープコピーに応じます.
今回の反省を活かし,次回からの市民講演会に役立てるつもりです.都立大学の皆様に感謝致します.
9月8日(日)群馬健藤岡市で,岡本和夫理事長による市民講演「大きな数はどれくらい大きいか」が行われました.当日は藤岡市内の中学生,父兄を中心に約600人が参加しました. 群馬県藤岡市は関孝和が生まれた地とされており,日本数学会関孝和賞受賞者を市として顕彰することが,決まっています. 今回の講演会は,同市と日本数学会の交流を深めるために企画されたものです. 日本数学会からは講演者に加えて,広報委員長,岩崎克則関東支部評議員が参加しました. 講演後「算数と数学はどうちがうの?」という質問が中学生から出され,返答に困りました.
10月6日(日)長野県数学会(長野県下106の高等学校の数学の先生の集まり)の招待講演において,昨年度,松本深志高校において行われた「サロン・ド・すーがく」への協力のお礼を述べ,また来年の信州大学で行われる学会での市民講演会の広報への協力を依頼いたしました.

(広報委員会委員長 渡辺公夫記)

18.出版委員会

数学の不定期刊行物(ペイパーバック)の出版を具体化すべく,少しずつ動きだしました. まだ,公式に原稿を募集する段階には至っておりませんが,もしこれが具体化した場合に出版したい原稿や会議録のアイデアをお持ちの方は出版委員長までご一報くだされば幸いです.

e-mail: yukiomat@ms.u-tokyo.ac.jp

(出版委員会委員長長 松本幸夫記)

19.第5回日本数学会国際研究集会:-結び目理論-について(報告)

  • 英語題目The Fifth MSJ International Research Institute: Knot Theory.
  • 組織委員鈴木晋一(代表),川久保勝夫,河内明夫,小林一章,松本幸夫,村杉邦男,L.H.Kauffman, DeWitt Sumners.
  • 主催日本数学会
  • 共催早稲田大学(国際会議等開催助成費)
  • 協賛井上科学振興財団,鹿島学術振興財団,旭硝子財団,大和日英基金.
  • 会場早稲田大学総合学術情報センター内国際会議場.
  • 期間Conference 1996年7月22日~26日
    Workshop 1996年7月29日~31日
  • 事務局早稲田大学教育学部数学教室
    鈴木晋一

表記国際研究集会が上記のように開催されました. 参加登録者は187名,参加者は12カ国183名(ただし,国籍ではなく,在職・在学地による)でした. その内訳は,国外からの参加者43名(内大学院生8名),国内からの参加者140名(内大学院生61名)でした. また,Conferenceのみの参加者は24名,Workshopのみの参加者が8名ありました.
前半の Conference では,plenary ses-sionにおいて19の45分講演が,また3会場に分かれたparallel sessionにおいて57の20分講演が行われました. 典型結び目・空間グラフ・4次元結び目・3次元多様体などなど多方面にわたり最新の話題が紹介され,最近の結び目理論の発展ぶりが窺われる集会でした.
後半の Workshop では,C.MaA.Gordon,Louis H.Kauffman, DeWitt Sumnersの3教授による3時間のサーベイレクチャーと6名の日本人による1時間サーベイレクチャーが行われました.
この間,講演・講義の合間や懇親会を通じて活発な研究交流が行われ,好評のうちに終了しました.
Conferenceでの講演の殆どはレフェリー付きの論文集として,またWorkshopでのレクチャーは講義録として,いずれ出版する計画になっています.
(鈴木晋一記)

20.シンポジウム・研究集会記録について

毎年シンポジウム・研究集会の年度ごとの一覧表を雑誌「数学」に掲載しています. 各集会に関する最小限の情報を集めて会員に供覧することが目的です.
年度ごとに開催された関係のシンポジウムや研究集会に関する情報を支部・分科会連絡責任評議員,科学研究費総合(A)代表者のもとで取纏めていただき,所定の用紙に記入の上,数学会宛に5月末日までに送って頂くことになっています.
該当するシンポジウム・研究集会は原則として20人以上の集会,または(20人以下のときは)報告集のある集会に限ります.
該当するシンポジウム・研究集会を開催された方は上記関係者にご連絡下さいますようお願い致します.
なお,一覧表は「数学」4号に掲載する予定です.
(理事会)

21.来日数学者について

現在,来日中及び来日が予定されている数学者のうち,滞在期間を含めて本会に連絡があったのは下記の方々です.[ ]内は世話人です.

G. Dito (Univ. de Dijon)
   1995. 2. 1-1996.12.1   [小嶋  泉]
J. Ding (Yale Univ.)
   1995. 4. 1-1998. 3.31  [三輪 哲二]
G. van der Geer(Amsterdam 大学)
   1996. 3. 1-1996. 4.30  [上野 健爾]
E. Sklyanin (Steklov Math. Inst.)
   1996. 3.15-1997. 3.14  [三輪 哲二]
Der-Chen Chang (Univ. of Maryland)
   1996. 3.31-1996. 4. 9  [新井 仁之]
Y. Kutoyants(メーン大学)
   1996. 4.12-1996.5.11  [尾形 良彦]
野水 克己 (Brown Univ.)
   1996. 6.29-1996. 7. 3  [佐々木 武]
J. W. Hoffman (Louisiana State Univ.)
   1996. 7.  -1996. 6.    [齊藤 公明]
D. Uglov (京大数理研)
   1996. 7. 1-       [三輪 哲二]
M. Denker (Univ. Gottingen)
   1996. 8.  -1996.10.    [佐藤  理]
D. Buchholz (Univ. of Hamburg)
   1996. 8. 1-1997. 1.31  [小嶋  泉]
S. Maumary (Univ. de Lausanne)
   1996. 8. 2-1997. 3.31  [三輪 哲二]
B. Curtin (Univ. of Wisconsin)
   1996. 8. 7-1997. 8. 6  [坂内 英一]
M. Reid (Warwick Univ.)
   1996. 9. 1-            [名古屋大学]
V. Gritsenko (Steklov Math. Inst.)
   1996. 9. 1-1997. 2.28  [斎藤 恭司]
V. Nikulin (Steklov Math. Inst.)
   1996. 9. 2-1997. 3.31  [森  重文]
H. Pinson (IMA, Univ. of Minnesota)
   1996. 9.11-1997. 8.31  [柏原 正樹]
小林 昭七 (Univ. of Cal.,Berkeley)
   1996. 9.12-            [前田 吉昭]
K. W. Hulek (Univ. Hannover)
   1996. 9.21-1996.12.21  [宮岡 洋一]
Le, V. T. (ハノイ数学研究所)
   1996.10.  -1996.11.    [岡  睦夫]
J. Stienstra (Univ. of Utrecht)
   1996.10.  -1996.12.    [斎藤 政彦]
C. Aneziris (DESY 物理研究所)
   1996.10.11-1996.11.13  [河内 明夫]
Wang Jing-Long (東華師範大)
   1996.10.13-1996.11. 2  [野田 一雄]
F. Hirzebruch (Max-Planck-Inst.)
   1996.10.17-1996.11.11  [上野 健爾]
B.L.S. Prakasa Rao
   (Indian Statistical Inst.)
   1996.11.17-1996.12. 1  [清水 良一]
Der-Chen E. Chang (Maryland大学)
   1996.12. 8-1996.12.14  [新井 仁之]
 報告
V. Ulyanov (モスクワ大学)
   1996. 2.13-1996. 6.12  [清水 良一]
斉藤 義実 (アラバマ大学バーミンガム校)
   1996. 6. 1-1996. 8. 1  [一瀬  孝]
A. A. Kilbas (Belarusian State Uni.)
   1996. 6.15-1996. 7.20  [西郷  恵]
M. Kuranishi (Columbia Univ.)
   1996. 6.29-1996. 7.31  [斎藤 恭司]
A. D'Agnolo (Univ. Paris VI)
   1996. 7.15-1996. 9. 8  [柏原 正樹]
S. Kumar (Univ. of North Carolina at
          Chapel Hill)
   1996. 6.20-1996. 7.20  [柏原 正樹]
F. Loeser (CNRS, Univ. Paris VI)
   1996. 6.21-1996. 7.12  [柏原 正樹]
D. R. Morrison (Duke Univ.)
   1996. 9. 1-1996. 9.14 [森  重文]
H. Spohn (Ludwig-Maximilians大)
   1996. 9.24-1996.10.26  [舟木 直久]
J. Potthoff (Mannheim Univ.)
   1996.10. 1-            [久保  泉]
T. Deck (Univ. of mannheim)
   1996.10. 2-1996.10. 9  [久保  泉]
M. Rockner (Univ. Bielefeld)
   1996.10. 2-1996.10.12  [久保  泉]
L. Streit (Univ. Bielefeld)
   1996.10. 2-1996.10.15  [久保  泉]
Tae Su Chung (Sogang Univ.)
   1996.10. 3-1996.10. 9  [久保  泉]
Un Cig Ji (Sogang Univ.)
   1996.10. 3-1996.10. 9  [久保  泉]
R. Manthey (Univ. of Jena)
   1996.10. 3-1996.10. 9  [久保  泉]
G. Vage (Univ. of Oslo)
   1996.10. 3-1996.10.15  [久保  泉]
S. Albeverio (Ruhr Univ. of Bochum)
   1996.10. 3-1996.10.12  [久保  泉]
P. Imkeller (Humboldt-Univ. zu Berlin)
   1996.10. 3-1996.10.12  [久保  泉]
Yu. G. Komdratiev (Univ. Bielefeld)
   1996.10. 3-1996.10.12  [久保  泉]
* E. J. Laitinen 氏は,9月にお亡くなりになりました.
 なお,本年6月1日から現在(10月31日)までに当会と共催で講演をして下さったのは次の方々です.
M. Brunella (Univ. de Bourgogre)
A. Granas (Montreal Univ.)
H. Blau (Northern Illinois Univ.)
P. Schapira (Univ. de Paris Ⅵ)
B. Kunmerrer (Univ. Stutgart)
L. Maligranda (Lulea University)
T.-C. Kuo (Univ. of Sydney)          
        

22.新入会員及び退会者について

1996年10月1日入会者および1996年4月1日から,1996年9月30日までの退会者は下記のとおりです.

[新入会者] 79名
宇野力(秋田大教育),太田友明(九大数理),佐伯明洋(名工大),中上川友樹(慶大理工),松添博(東北大情報),飯田安保(東北大情報),宍戸靖(鳴門教育大),米澤久幸(名城大理工),八森祥隆(東大数理),橋本竜太(名大人間情報),都地崇恵(東大数理),丸山祐造(東大経済),中島泉(岐阜工業高専),菅野聡子(学習院大自然),松田修(学習院大自然),片岡紀智(名大多元数理),林栄治(群馬県立桐生女子高校),桧山勲(日大鶴ケ丘高校),長谷川和志(東京理大理),白旗優(慶大商),今野拓也(九大数理),今野和子(九大数理),加田修(横浜国大工),工藤吉猛(洗足学園中学高校),望月新一(京大数理研),松澤友紀(阪大理),玉川安騎男(京大数理研),高村茂(東大数理),竹村清昭(高知大理),古閑義之(阪大理),中村豪(名大人間情報),二之宮弘(琉球大理),小川明彦(阪大理),中西賢次(東大数理),竹内敏己(徳島大工),本間泰史(早大理工),赤池祐次(筑波大数学),鬼頭秀行(阪大理),西来路文朗(阪大理),春木淳(東工大理工),河本進(上智大),長谷浩(学習院大自然),伊藤澄子(京大),中村里美(阪大理),角大輝(京大人間環境),松見和也(東北大理),溝口実(筑波大数学),利光剛(慶大理工),内藤貫太(広島大理),藤本久司(総合研究大学院大),橋本貴宏(早大理工),秋吉宏尚(九大数理),川久保哲(阪大理),吉永徹美(京大理),王海泉(京大理),高岡秀夫(東大数理),山田進一郎(中大理工),中川義行(阪大理),下在瑩(東大数理),井ノ口順一(都立大理),福間誠士(筑波大数学),登坂覚(新潟大自然),角田牧(武蔵野短大),岩下登志也(東京理大工),石川雄二郎(名工大工),Shin Sechul(京大理),竹内潔(広島大理),平野葉一(東海大文明研),柴山宮恵子(朝日大経営),大島耕二(県立大竹高校),牛沢賢二(産能大),吉岡康太(広島大理),塚原英敦(東大経),石川学(東京理大理),福島一欽(筑波大数学),鈴木裕一(東北大情報).

また,外国会員及び在外会員入会者は下記の通りです.

金英郁(Korea Univ.),鄭文子(Univ. of Suwon),尹龍植(済州大) [退会者] 53名 好田順治,横山雄一,辻良平,目々澤勝芳,藤田玲子,和田青史,丹野雄吉,鎌形利夫,高橋将一,高森功,藤原靖,横田征也,滝沢昭彦,東秀,近藤親二,森通,沓掛曉,倉田清量,山田親夫,落合信義,田沢義彦,平田博則,陳源霖,立田ルミ,阪田善信,塩屋繁松,今井正人,岩田茂樹,渡邊誠,猪原正守,福島敏郎,竹瀬美昭,蔵持信朗,月本洋,杉浦輝一,近嵐政幸,石井保美,吉田慎治, Jose Souto,Ballesta Nunes Pascual,頼漢卿,Du-Won Byun,E.M.U.S.R.Ekanyake,韓良信

なお,上記の方々の他に次の方々がご逝去により退会されました.
慎んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈り申し上げます.

北岡清,有馬敏,高木斉,石原宗一,山本浩,蛯原幸義,雨宮秀吉,川井宏弥,島野岳.

23.雑誌‘数学'及び欧文誌‘ジャーナル' のバックナンバーについて

報81でお知らせしました‘数学’及び‘ジャーナル’の処分につきましては1996年10月31日をもって締め切らせていただきました. ご通知申し上げましたとおり,残部については全て廃棄いたします.数学会会員及び読者の皆様のご協力に感謝いたします.

24.フランス数学会交換会員について

現在,交換会員協定を結んでいる外国の数学会のうち,フランス数学会(Societe Mathematique de France)への交換会員希望者の会費を毎年取りまとめてフランスに送金しています.
昨年まで継続してSMF交換会員になられていた方には,継続のアンケート・会費の通知を個々に送付していました.今後は個人宛にはお送り致しませんので,この記事をもってお知らせとさせていただきます.
また,新たに交換会員を希望される方もお申し出下さい.
交換会員申込みの方は,下記のように1997年のフランス数学会会費を日本数学会振替口座に,1996年12月2日(月)までにお振り込み下さい.

a)基本会費:4,500円(送金料200円を含む)

50% de reduction sur la cotisation de base a la SMF *cotisation de base (reduction comprise)‥‥‥4,300Yen
donnantt droit a la “Gazette des Mathe-maticiens”(Journal de la Societe Mathe- matique de france)

b)雑誌予約申込み(選択)

acces aux tarifs membres pour les abonnements aux revues de la SMF *Abonnement au choix

  1. Officiel des Mathematiques: 3,600yen
  2. Bulletin:  8,300yen
  3. Bulletin + Memoires: 12,300yen
  4. Asterisque 12 numeros: 27,600yen
  5. Histoire des Mathematiques: 6,000yen

なお,送金料200円の内訳は郵送料および銀行手数料です.
記入例のように書面にて日本数学会事務局にお申し込み下さい. また会費は日本数学会郵便振替口座にフランス数学会会費と通信欄に明記の上お振り込み下さい. 振替用紙は名簿綴じ込み,または郵便局に備え付けの用紙をご利用下さい.

また,日本数学会と交換会員協定を結んでいるのは,SMFの他,アメリカ数学会(AMS)・ニュージーランド数学会(NzMS)・韓国数学会(KMS)・ロンドン数学会(LMS)です.詳細についてはお問い合わせ下さい.

例:

25.会費払い込みのお願い

日頃は会費の払い込みにご協力頂きまして,誠にありがとうございます.
この度も,下記の通り宜しくお願い致します.

  • 今年度の前期会費,後期会費を未納の方は,至急お払い込み下さい. (数学会では前納制をとっております.)

なお,

  • 既にお払い込み済みの方は,なにとぞご容赦下さい.
  • ご送金にあたりましては,会員名簿とじこみの会費払込票をご使用下さい.
  • 学割扱いをご希望の方は,送金毎に,必ず,在学証明書をお送り下さい.
  • 高齢会費をご希望の方は生年月日をご記入の上,書面にてお申し出てください. 最初に一度だけで結構です.

     SMF 数学会交換会員申込書
□ a)のみを希望  4,500 円
□ a)+b): 4,500 円+□(1) 3,600円
           □(2) 8,300円
           □(3)12,300円
           □(4)27,600円
           □(5) 6,000円
□にチェック
☆郵便物送り先住所(ローマ字)
  Name:
  Address:

会員番号:    氏名

1996年度前期会費 9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円
1996年度後期会費 9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円

例:

              SMF交換会員申込書
    
      □ a)のみを希望  4,500 円 
      □ a)+b): 4,500 円+□(1) 3,600円
                 □(2) 8,300円
                 □(3)12,300円
                 □(4)27,600円
                 □(5) 6,000円
      □にチェック
    
      ☆郵便物送り先住所(ローマ字)
       Name:
    
        Address:

    
    
      会員番号:   氏名