- 日時:2014年9月28日(日)14:00 -- 16:30
- 会場:広島大学理学部E棟E102大講義室
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東広島キャンパスへのアクセス ・キャンパスマップ(バス停「広大中央口」・「山中池」周辺) )
- 入場無料・事前予約不要
- プログラム:
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14:00 -- 14:10 |
開会の挨拶 |
舟木 直久(日本数学会理事長・東京大学大学院数理科学研究科) |
14:10 -- 15:10 |
講演 |
小林 亮(広島大学大学院理学研究科) |
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単細胞が教えてくれること ---粘菌からロボットへ--- |
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概要: 真正粘菌という動物とも植物ともつかぬ奇妙な生き物がいます. 巨大なアメーバ状の単細胞生物 なのですが,
なんとこの生物には迷路を解く能力があるのです. さらには, ネットワークを設計する能力も. これって, 知性!? そもそも, 脳も神経も持たない彼らは,
どうやってこんな芸当をやってのけるのでしょう. キーワードは, 自律分散システムです. 自律分散システムとは, 全体を統合する中枢なしに, 自律的に働く要素の相互作用で,
うまく機能するシステムのことです. 粘菌は, 何億年もの年月を生き延びてきた, 究極の自律分散システムです.そんな生き物として大先輩の彼らから, ロボットの制御法も教わってみましょう.
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15:30 -- 16:30 |
講演 |
木村 俊一(広島大学大学院理学研究科) |
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数学実験! |
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概要: 物理学が物理現象, 化学が化学現象を研究するように, 数学は数学現象を研究する学問です.
智慧をしぼってうんうん考えることも大事ですが, 時には実験一発で長年の謎がぱっと解明することもあります. 講演前半は数学史にあらわれる鮮やかな数学実験をいくつか紹介し,
後半は紙とハサミをお配りしてメビウスの輪の実験を皆さんに実際にやってもらおうと思います. えっ? メビウスの輪の実験なんてよく知っているって? いや,
それを一ひねりすると思わぬ数学現象が隠れているんですよ! |
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