日本数学会の出版物

日本数学会 会報 82
1996年8月

1.2001年度年会について

2001年度年会は慶応義塾大学理工学部において,下記のとおり行われます.

  • 場所〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1 慶応義塾大学理工学部
  • 日時2001年3月26日(月)より3月29日(木)まで

なお,駐車スペースが全くありませんので,車での来場はお断りします.

a)企画特別講演について

1997年度年会より,日本数学会の理事会および学術委員会で特別プログラムを組んでいます.これは,大学院生等若い会員が学会に参加してより意義あるものにすることを目的としています.具体的には,年会の第1日,第3日,第4日の3日間,13:00~14:00の1時間に企画特別講演を複数並行して行います.したがって各分科会,セッションの一般講演,特別講演の通常プログラムは午前中と午後2時以降となります.なお,第2日は従来通り総合講演を行います.

この会で講演することを希望される会員は,1999年度会員名簿にとじこまれている講演申込書に記入してお申込下さい.その際会員番号を必ずご記入下さい.
数学会では,1995年度日本数学会秋季総合分科会(於東北大学)よりセッション「無限可積分系」を新設致しました.講演の発表,募集はこれまでの分科会と同じように公募形式を取り,アブストラクト集の作成,特別講演も分科会と同様に行われます.講演希望の方は,講演申込書の「希望分科」欄に「無限可積分系」とお書き下さい.
複数の講演を希望される場合は,題目ごとに一枚の講演申込書を用いて下さい.複数の分科会あるいはセッションにわたる場合は,その分科会名あるいはセッション名を講演申込書の備考欄にご記入下さい.また,OHPの使用を希望される方はその旨講演申込書の備考欄に朱書して下さい.
なお,大会運営上講演時間及び講演件数を制限させて頂く事もあります.
予稿(アブストラクト)原稿も,下記の注意に従ってご提出下さい.

  • 講演申込先〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
    慶応義塾大学理工学部数理科学科
    日本数学会年会委員長 菊 池 紀 夫 宛
    封筒の表面に “講演申込” と朱書のこと.
  • 申込締切12月8日(金)までに申込先に到着するようお送り下さい.
    (締切後の追加申し込みは受け付けられません.)
  • 申込件数の制限応用数学分科会では,申込件数を1人当たり2件以内とします.
  • 申込用紙各題目ごとに,名簿とじこみの用紙,またはそれと同じ形式のものを用いて下さい.
  • 予稿原稿名簿とじこみの下敷きと同様のフォーマットでお作り下さい.
  • キ-ワ-ド・分類コ-ド函数論,応用数学,統計数学各分科会への講演申込に当っては,それぞれ次の分類コードから選んで講演申込書の備考欄にキ-ワ-ド等を記入して下さい.
  • 函数論分科会1[1変数函数論],2[多変数函数論]
  • 応用数学分科会1[解析系応用数学],2[離散系応用数学],3[その他]
  • 統計数学分科会1[確率論,確率過程論] 2[計画数学] 3[確率分布,標本分布,乱数],4[実験計画法],5[多変量解析],6[時系列解析],7[ノンパラメトリック解析],8[漸近理論],9[応用統計],10[推測理論](3~7に含まれないもの),11[その他]

上の分類コ-ドは,講演申込数の動向などに応じて改訂を検討することになっておりますので,ご意見を代表評議員(予稿原稿送付先)までお寄せ下さい.

c)予稿集について

各分科会,セッションとも予稿原稿に従って講演予稿(アブストラクト)集を作ります.

(1)基礎論及び歴史・代数・幾何・函数論・函数方程式論・実函数論・函数解析・トポロジ-分科会・「無限可積分系」セッション
これらの分科会,セッションでは提出された原稿をそのままコピ-印刷致しますから,名簿とじこみの原稿用紙下敷き(アブストラクト用フォーマット用紙)と同様のフォーマットで黒インク(または黒のボ-ルペン,濃い黒鉛筆,ワープロ)で丁寧にお書き下さい.長さは,名簿とじこみの下敷き表裏両頁(900字)以内です.講演申込と同時にご提出下さい.

(2)統計数学分科会
統計数学分科会では予稿集の原稿締切は,講演申込の締切と同時ではなく,2001年1月19日(金)と致します.原稿送付の際には講演申込のコピーを添付して下さい.
送り先は,
〒560-8531 豊中市待兼山町1-3
大阪大学基礎工学研究科情報数理系数理科学分野 長井 英生 宛
です.提出された原稿をそのままコピ-で印刷致しますから,所定の書式に従い原稿用紙に黒インク(または黒のボ-ルペン,良質の2Bの黒鉛筆)で濃く丁寧にお書き下さい.なお,ワープロ使用の場合には所定の枠に合わせて下さい.書式については,会員名簿の下敷きをご参照下さい.長さは,原稿用紙の表裏頁(900字)以内です.締切を過ぎて到着した原稿は予稿集に収録できないことがありますからご注意下さい.

(3)応用数学分科会
応用数学分科会(別記のように申込件数は2件までに制限)では予稿集用の原稿締切は講演申込締切と同時ではなく,2001年1月19日(金)と致します.
送り先は,
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院人間情報学研究科 三井 斌友 宛
です.提出された原稿は,そのまま原寸でコピー印刷しますから,所定の書式に従い黒インク(又は黒のボールペン,ワープロ)で楷書で丁寧にお書き下さい.なお,書式については会員名簿の下敷きをご参照下さい.長さは,1件当り4頁以内とします.

d)会合の申込について

各分科会または研究団体で,会合のために部屋の準備を必要とされる場合は,(1)会合の名称,(2)責任者の氏名・連絡先,(3)使用の日時・人数,(4)弁当の有無等を明記した書面を下記に提出下さい.なお,期限後の申込については,会場確保が不可能となる場合もあります

  • 申込先〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
    慶応義塾大学理工学部数理科学科
    日本数学会年会実行委員長 前田 吉昭 宛
    封筒の表の面に“会合申込”と朱書のこと.
  • 申込締切12月8日(金)必着,申込順を考慮して会場の部屋割りをします.

e)

「無限可積分系」セッション新設は1995年度第1回評議員会で提案され,第2回評議員会で設置が認められました.このセッションについては,日本数学会理事会の責任において行うものですが,今回の実務的な責任者は尾角正人氏(大阪大学基礎工学研究科)です.

f)

1997年度年会から引続き行われている企画特別講演の講演者については分科会評議員,および「無限可積分系」セッション責任者からの推薦をもとに,理事会で決定いたします.なお,アブストラクトは総合講演アブストラクトとあわせて作る予定です.

g)書籍等展示の申し込みについて

賛助会員で書籍等の展示を希望される場合は申込書2枚(日本数学会理事長宛,大会委員長宛)を12月8日(金)までに下記(展示とりまとめ当番社)へお送り下さい.

  • 送り先〒113-0034 文京区湯島4-1-22
    (株)マテマティカ
  • 電話03-3816-3724 FAX:03-3816-3717

2.年会,総合分科会における一般講演について

年会,総合分科会において一般講演ができるのは日本数学会会員に限ります(昭和57年度の理事会で確認). 講演を申込まれる会員は申込用紙に会員番号を必ずご記入下さい.日本数学会に入会予定の方で講演希望の方は,講演申込用紙にその旨書き添えて下さるとともに,入会手続をして下さい.
なお,まだ入会していないが講演を希望している方を御存知の会員は,その方に上記のことをお知らせ下さい.

3.学会講演でのOHPの原稿について

最近数学会の年会や秋季総合分科会での講演でのOHPの使用が多くなってきました.限られた時間ですから,有効に使うと良い発表ができます.
一方,得られた成果を全部発表しようとする余り,時間に比べてあまりにたくさんのOHPシートを準備し,その結果次から次へとシートが変わって,聴衆は何もわからない,という逆の効果を生じている講演も少なくありません.また,1枚のシートに小さい字で一杯書いてあって,前の方でもよく見えないというケースもあります.このような不満が何人かの会員の方々から寄せられています.
人にもよりますが,OHPシートは大体3分間に1枚が目安ではないかと思われます.1ページあたりの行数は8行程度が遠くからでも見易いと思います.図表の利用など工夫を凝らしたシートを準備され,OHPを活用した講演を行うことが結局は最も印象深いのではないでしょうか.詳細な数式は予稿集を活用するなどして見たらいかがでしょうか.また,これも人によりますが,OHPシートは手書きの方が読みやすい,ということもあります.
TeXを利用するときれいなシートができますが,100人を越える教室での発表の効果は20人程度の研究会の場合とは異なります.予稿集とOHPシートは同じではありません.
大学院生を初めとする若い会員の皆様にとっては特に大切な発表の場でもありますので,ここにあえてお願いする次第です.

4.2000年度日本数学会各種委員について

本年度のメモアール編集委員会委員は,次の方々に決定しました(会報98に追加分).

編集委員
日本数学会メモアール
柏原 正樹(編集委員長)
三輪 哲二(編集局長)
深谷 賢治(担当理事)
石井志保子 岡本 和夫
楠岡 成雄 平良 和昭
西浦 廉政 野海 正俊
深谷 賢治 前田 吉昭
満渕 俊樹 脇本 実
太田 雅己 小澤 徹
小林 亮一 坪井 俊
舟木 直久 宮岡 洋一

5.2000年度日本数学会賞秋季賞の授賞について

選考委員会での審査の結果に基づき,中村玄氏(群馬大学工学部)が‘弾性体の逆問題の研究’に関する業績により賞に選ばれ,9月25日秋季総合分科会会場で授賞式並びに同氏による‘弾性体の逆問題’の記念総合講演が行われました.

6.日本数学会賞建部賢弘賞授賞者について

本賞の第5回にあたる,2000年度受賞 者の推薦募集は,会報95号で行いました(「数学通信」第4巻3号).9月23日の 記者会見で発表した受賞者と業績は次の5名 の方々です.
(年齢順,敬称略,所属は受賞時点のものです)

特別賞
後藤竜司(大阪大学大学院理学研究科,講師):ハイパーケーラー多様体に関する研究

奨励賞
森藤孝之(東京大学大学院数理科学研究科,学振特別研究員):写像類群の2次特性類に関する研究
角 大輝(東京工業大学理学部,助手):正則写像半群の力学系の研究
坂上貴之(名古屋大学大学院多元数理科学研究科,助手):3次元渦運動に現れる特異点の数値的研究
伊師英之(横浜市立大学理学部,助手): 等質錐および等質ジーゲル領域上の解析.

7.2000年度秋季総合分科会について(報告)

標記総合分科会は,9月24日(日)より9月27日(水)まで4日間にわたって,京都大学総合人間学部において開催されました.この会で行われた講演数は,総合講演2,企画特別講演11,特別講演28,一般講演499でした.
また,9月23日(土)には市民講演会が行われました.

8.2001年度評議員・代議員選挙について

1999年12月の臨時総会で御承認いただきました日本数学会定款改正案と同細則改正案は現在文部省に提出中ですが,残念ながら10月1日現在まだ認可をいただいておりません.しかしながら,来年度の評議員・代議員選挙の日程もつまっておりますし,文部省から新しい評議員・代議員選挙の投票方法について特に注意はございませんので,理事会といたしましては,今回,定款改正案と細則改正案に基づいて来年評議員・代議員選挙を行うことを決定しました.
定款改正案と細則改正案は48-54頁にあります.
日程(予定)は次の通りです:

  • 10月 1日選挙管理委員会立上げ.
  • 10月10日責任評議員に,次期評議員候補者の推薦依頼状を発送.
  • 11月10日迄*各責任評議員は次期評議員候補者名を選挙管理委員会に通知する.
    *正会員は正会員25名以上の連名の推薦書(署名・捺印のこと)を添えて次期評議員候補者を推薦できる. (細則改正案第11条4項)
    推薦先は日本数学会事務局内選挙管理委員会
  • 11月20日評議員選挙はがき全会員に発送
  • 12月11日(必着)評議員選挙投票
  • 12月中評議員選挙の結果を全評議員と候補推薦責任者に通知.同時に支部責任評議員に2001年度代議員候補者名の推薦を依頼する.
  • 1月10日*代議員候補者の推薦締切.
    *正会員はその属する支部の正会員10名以上の連名の推薦書(署名・捺印のこと)を添えて次期代議員候補者を推薦できる.(細則改正案第14条3項)
    推薦先は日本数学会事務局内選挙管理委員会
    (代議員候補者にはあらかじめ了承をとった上で御推薦下さいますようお願い致します.)
  • 1月20日代議員選挙用往復はがきを全会員に発送.
  • 2月 5日投票締切.
  • 2月23日「数学通信」掲載の会報に,新評議員・代議員名簿を掲載.

注. 代議員の任務は,会員を代表し,評議員とともに理事・理事長・監事を選任することおよび総会に出席することです.

9.第18期数学研究連絡委員について

*第18期日本学術会議会員任命の報告

上野健爾,岡本和夫両氏は7月22日首相 より,任命されました.

*第18期数学研究連絡委員会委員推薦の報告

  青本和彦(名大)    井川  満(京大)
  大島利雄(東大)    落合卓四郎(東大)
  桂  利行(東大)    儀我美一(北大)
  斎藤恭司(京大)    砂田利一(東北大)
  浪川幸彦(名大)    深谷賢治(京大)
  堀田良之(岡山理大)松本堯生(広大)
  丸山正樹(京大)    三村昌泰(広大)
  森田康夫(東北大) 八杉満利子(京都産大)
  森  重文(京大)
        

以上17名が日本数学会より,日本学術会議第4部数研連担当会員に推薦し,日本学術会議より,全員が任命されました.
なお,日本数学会で行った「第18期数学研究連絡委員会委員第2回投票」の結果は,投票数720通で最高得票数は142票でした.
第18期の数研連に対し,日本数学会から推薦する委員の人数は,上記のように17名となることが,第17期数研連委員会より通知がありました.
数研連の定員は24名でその内訳はつぎの通りです.
  日本学術会議会員           2名
  日本数学会から推薦される委員      17名
  (IMU理事を含む)
  日本応用数理学会から推薦される委員  3名
  日本数学教育学会から推薦される委員  2名
        

10.2001年度日本数学会賞建部賢弘賞の推薦募集

下記の要領で第6回建部賢弘賞の推薦募集を行います.
日本数学会賞建部賢弘賞は1998年度より2部門の賞となりましたため,要領に変更がありますので御注意下さい.

ⅰ.日本数学会賞建部賢弘賞

  • 1. 趣旨・種類この賞は,若くして優秀な業績を上げる等,数学研究の活性化に寄与して いる日本数学会会員を顕彰し,その研究を奨励する目的で制定するものとする.
    日本数学会賞建部賢弘特別賞(以下特別賞という)及び日本数学会賞建部賢弘奨励賞(以下奨励賞という)の2種類を設ける.
  • 2. 対象特別賞は,特に優秀な業績を挙げた 若い数学者に対し,その業績を顕彰する目的 でこれを授与する.
    奨励賞は,極めて若くして優れた業績を挙げる等,数学研究の活性化に寄与した数学者に対し,その研究を奨励する目的でこれを授与する.
  • 3. 件数受賞者は,特別賞については年3名程度,奨励賞については年5名程度とする.
  • 4. 選考受賞候補者選考は日本数学会賞受賞候補者選考委員会(以下選考委員会という)が行い,理事長に答申する.
    奨励賞候補者選考については,各々の候補に対し理事長が2名程度のレフェリーを委任し,選考委員会はその意見を参考にする.
    選考委員会については別に定める.
  • 5. 推薦日本数学会会員による自薦,他薦及び受賞候補推薦委員による推薦を行う.
    ただし選考委員会委員は推薦を行うことが出来ない.
    推薦についての規定は別に定める.
  • 6. 決定理事長は選考委員会から答申された受賞候補者について理事会に諮り,受賞者を決定する.
  • 7. 授賞授賞式は秋季総合分科会において行う.

ⅱ.推薦についての規定

  1. 会員は,自分以外の35歳以下の会員を特別賞に推薦することができる.
  2. 30歳以下の会員は奨励賞に自ら応募することができる.
  3. 受賞候補推薦委員はいずれの賞についても推薦することができ,また推薦にあたっては被推薦者の年齢を制限しない.
  4. ここにいう年齢は,当該年度の4月1日付のものとする.

ⅲ.提出書類

  1. 2001年度日本数学会賞建部賢弘賞推薦票
  2. 主要論文1編の別刷またはコピー1部
  • 注1「2001年度日本数学会賞建部賢弘賞推 薦票」は本誌 45-46頁にあるもの をコピ-して使って下さい.
  • 注22枚目以降には下記の内容を含めて, 3枚以内にまとめて提出して下さい.
    1. 自薦の場合:これまでの研究の概略 と今後の研究計画,論文リスト
    2. 他薦の場合:推薦理由,論文リスト
  • 注3締切期限:2001年5月31日(必着)
  • 注4封筒に「建部賢弘賞応募」と朱記の上, 日本数学会事務局まで郵送までお送り 下さい.
  • 注5今回募集の受賞者の表彰式は,九州大学 における2001年度秋季総合分科会 第2日目10月4日に行う予定です.

なお,「日本数学会賞建部賢弘賞の改正の 趣旨」については本誌3巻3号をご覧下さい.

11.支部・分科会からのお知らせ

支部と分科会の活動報告,通知等は「支部便り」,「分科会便り」の各欄を見て下さい.

12.学術委員会報告

2001年度第10回日本数学会国際研究集会 「代数群と量子群の表現論 」
(Representation Theory of Algebraic Groups and Quantum Groups) 第一回アナウンスメント

以下の様に第10回日本数学会国際研究集会 (The 10th Mathematical Society of Japan International Research Institute) 「代数群と量子群の表現論」を開催する予定です.代数群の表現論は1980年代の Lusztig による有限 Chevalley 群の表現論の爆発的な進展以後,量子群の表現論との密接な関係を軸にますます発展しています.正標数の代数群のmodular 表現に関する予想を,量子群の表現論を経由して,affine Lie 環のそれに帰着させるLusztig の雄大な構想は,アメリカ,ヨーロッパ,日本の3チームの競演によって最近解決されました.一方,柏原正樹, Lusztig による量子群の結晶基底の研究は,組合せ論, 表現論,数理物理の交錯する分野として,多くの研究者の興味を引き付けています.また, 近年有限Chevalley群のmodular表現と affineHecke環,量子群,複素鏡映群の Hecke環の表現との関係が注目されています.このような発展の状況を踏まえ,本研究集会では次のような話題が中心となります.
代数群のmodular 表現論
量子群の表現論と結晶基底
affine Lie 環の表現論
affine Hecke 環の表現論
有限Chevalley 群のmodular 表現と 通常表現論
複素鏡映群とそのHecke 環の表現論など.
なお,この研究集会の報告集は,日本数学会の Advanced Studies in Pure Mathematicsのシリーズとして刊行される予定です.

  1. 主催:日本数学会
  2. 会場:上智大学 (東京都千代田区紀尾井町7 - 1)
  3. 開催期間: 2001年8月1日~10日
  4. 組織委員会:
    庄司 俊明 (委員長,東京理科大)
    川中 宣明 (阪大)
    柏原 正樹 (京大数理研)
    筱田 健一 (上智大)
    George Lusztig (MIT, USA)
  5. 主要外国人招待講演者(10.5 現在決定分)
    H.H. Andersen (Aarhus Univ., Denmark)
    R. Bezrukavnikov (Univ. of Chicago, USA)
    M. Broue (Institute Henri Poincare France)
    J.C. Jantzen (Aarhus Univ., Denmark)
    S.-J. Kang (Seoul National Univ., Korea)
    G.I. Lehrer (Univ. of Sydney, Australia)
    G. Lusztig (MIT, USA)
    A. Mathas (Univ. of Sydney, Australia)
    O. Mathieu (Univ. of Lyon, France)
    V. Ostrik (Independent Univ. of Moscow, Russia)
    E. Vasserot (Univ. of Cergy-Pontoise, France)
    N. Xi (Chinese Academy of Sciences, China)
    A. Zelevinsky (Northeastern Univ., USA)
  6. 問い合わせ先:
    〒278-8510 千葉県野田市山崎 2641
    東京理科大学 理工学部 数学教室
    庄司 俊明
    tel. (0471) 24-1501 内線 3106
    fax. (0471) 23-9762 (数学事務室)
    e-mail: shoji@ma.noda.sut.ac.jp
    〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町 7 - 1
    上智大学 理工学部 数学教室
    筱田 健一
    tel/fax: (03) 3238 - 3466 (研究室直通)
    e-mail: shinoda@mm.sophia.ac.jp
  7. 登録方法・登録料:
    組織委員会では,この研究集会に参加を希望される方からの申し込みを受け付けています.登録書式,または適当な様式に下記事項を御記入の上,e-mail,fax,または郵便で,上記アドレスの「庄司」までお送り下さい:氏名 (漢字とローマ字),(Prof, Dr, Mr, Ms).職名または学年,所属とその住所 (日本語と英語),連絡先,e-mail,電話番号,その他,御要望,コメントなど.
    研究集会の運営のため,2000円~3000円の登録料を頂く予定です.登録料は会場で直接お支払い下さい.登録料は,講演予稿集や,会場でのお茶・茶菓子代などにあてられます. なお,登録方法,登録書式,登録料の詳細,集会の最新情報等については,下記のホームページを御参照下さい.
    http://pweb.cc.sophia.ac.jp/~shinoda/iri.html
    http://mathwww.ma.noda.sut.ac.jp/~shoji/iri.html
    (学術委員会委員長 斎藤政彦記)

13.2000年度第9回日本数学会国際研究集会
「微分幾何学における可積分系(Integrable Systems in Differential Geometry)」の報告

  • 組織委員会落合 卓四郎(委員長,東京大学)
    Martin A. Guest (東京都立大学)
    伊藤 光弘(筑波大学)
    宮岡 礼子(上智大学)
    森本 徹(奈良女子大学)
    大仁田 義裕(東京都立大学)
    Simon Salamon(Oxford, UK)
    佐々木 武(神戸大学)
    Chuu-Lian Terng(Northeastern Univ., USA)
    Gudlaugur Thorbergsson(Univ. of Koln, Germany)
  • 主催日本数学会
  • 協賛数理科学振興会
  • 会場東京大学大学院数理科学研究科
  • 開催期間2000年7月17日(月)~21日(金)
  • 登録参加者209名(内大学院生35名)
  • 国内登録者153名
  • 国外登録者53名
    (イギリス,ドイツ,台湾,中華人民共和国,イタリア,フランス,韓国,カナダ,ルーマニア,アメリカ合衆国,デンマーク,ハンガリー,ブルガリア,シンガポール,計14ヶ国)
  • 講演数75講演(60分講演 32件,30分講演 43件)
  • 問い合わせ先〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
    東京都立大学大学院理学研究科数学教室
    大仁田 義裕
    tel. 0426-77-2450, fax. 0426-77-2481
    e-mail:ohnita@comp.metro-u.ac.jp
    〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
    上智大学理工学部数学教室 宮岡 礼子
    tel. 03-3238-3823
    e-mail:r-miyaoka@hoffman.cc.sophia.ac.jp

この国際研究集会は,上記テーマのもとで,微分幾何学,可積分系理論,そして,将来の発展が益々期待されるこれら二つの領域の間の関連に焦点を合わせて開催された.
本国際研究集会は,B. Dubrovin 教授による基調講演 "Geometry of bihamiltonian evolution- ary equations " に始まり,若手中国人幾何学者 X. Liu 氏による Gromov-Witten 不変量に対する Virasoro 予想の genus 0 とgenus 1 の場合の解決についての講演へと続いた.次に Liu 氏とともに無限次元等径部分多様体の等質性定理を証明したE. Heintze 教授が,"Fromsubmanifold geometry to Kac-Moody algebras " と題して部分多様体の微分幾何学的研究における無限次元的方法について講演する一方,U. Hertrich Jeromin 氏は "Infinitesimal geometry " と題して超準解析によって離散化された幾何と滑らかな微分幾何とを結びつける問題について講演した.
このように大変印象的な講演によって開会され,その後多くの講演が行われた.多数の60分講演・30分講演が三カ所の講義室を利用して行われた.
A. Bobenko教授の可積分系に関わる circle patterns の講演,そして,梅原雅顕教授による,山田光太郎教授らとの共同研究の 3 次元双曲空間の平均曲率 1 の曲面の理論の講演によって本国際研究集会は締めくくられた.
本国際研究集会開催中,微分幾何学に留まらず,200名を越える様々の分野からの国内外の研究者たちの参加があり,多数の講演以外に非常に活発かつ有益な研究交流が行われた.  終了後,Boris Dubrovin 教授より," It was an outstanding scientific event of this year "というメールを頂いた.本国際研究会が,今世紀の最後の年に相応しい盛り上がりで成功裏に終了したことは,われわれ組織委員のなによりの喜びである.21世紀へ向けての幾何学への多くの研究課題を示唆するという役割を果たしたと思われる.日本数学会の Advanced Studies in Pure Mathematics のシリーズから,本研究集会のプロシーディングが刊行される予定である.また,国内国外参加者名簿、講演プログラム,講演アブストラクトが各登録参加者には配付された.また,各講演者が使用した OHP の原稿のコピーあるいは プレプリントをできるだけ入手しており,興味のある方は,下記ホームページを参照または上記問い合わせ先まで御連絡頂きたい.
ホームページ:post-conference 情報についても次を御参照下さい.
Conference web page:
http://www.comp.metro-u.ac.jp/~martin/iri.html
日本語版
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~moriya/iri-j.html
(大仁田義裕記)

14.国際交流委員会

(1)国際交流委員会では,現在経済的に困 難な状況に陥っている地域における数学の発 展および数学者の交流を促進するため,それ らの地域で開催される国際研究集会に対して, 財政的な援助をすることができます.
2001年4月1日から2002年3月31日までに開 催される国外研究集会に対して援助を希望さ れる方は,以下の要領で,数学会事務局宛ご 応募下さい.

国外研究集会援助規則

●援助の条件

  1. 経済的に困難な状況にある地域で開催 されること.
  2. 日本数学会会員がその研究集会に組織 委員,プログラム委員または招待講演者 のいずれかの形で関係していること.
  3. その研究集会の報告集が出版され,そ の報告集に数学会の援助が銘記されるこ と.報告集を1部日本数学会に寄贈する こと.

●援助の決定

  1. 申請は,当該研究集会に関係する日本 数学会会員が行う.
  2. 申請に対して国際交流委員会が審査の 上,援助を決定する.
  3. 援助を受けた研究集会終了後,申請者 は速やかに研究集会の報告を国際交流委 員会に提出するものとする.

●申請書類

  1. 研究集会名,主催者名,開催地,期間, 組織委員とプログラム委員の名簿
  2. 研究集会の内容と目的,主な講演者名
  3. 数学会の援助の必要性を示す資料(研 究集会開催のための予算と財源の概要)

●申請期限

2001年2月末日

(2)国際交流委員会では,来日数学者の講 演援助をしております.援助を希望される方 は数学会事務局に申請書類をご送付下さい.
援助の対象となる来日数学者の要件,およ び申請書の様式と注意事項に関しては,「数 学通信」5巻1号をご覧下さい.

(3)2000年度の羽鳥プロジェクトにつ いて,申請が1件あり,下記の方の招聘を決 定しました.
Zhang-Ju Liu 大学教授 (世話人 前田吉昭 慶応大学教授)
「羽鳥プロジェクト」による中国の数学者の 招聘の募集要領につきましては,「数学通信」 5巻1号をご覧下さい.   (国際交流委員会委員長 石井仁司記)

15.広報委員会報告

(1)秋季総合分科会に先立つ9月23日,京都大学法経1番教室で市民講演会を開催しました.今回の講師は小林昭七氏(カリフォルニア大学),巖佐庸氏(九州大学)のお二人で,200名強の参加がありました.開催および広報に関するほとんどの事務をご負担頂いた京都大学の河野敬雄氏,藤井道彦氏に感謝いたします.

(2)同じく9月23日,京都大学理学部で記者発表会を行いました.数学会からは河野敬雄大会委員長,西田吾郎実行委員長,松本幸夫理事長,秋季賞受賞者 中村玄氏,建部賢弘特別賞受賞者 後藤竜司氏,幾何学賞紹介 西川青季氏および矢野公一広報委員長が出席し,日本数学会の紹介,秋季総合分科会の概要説明,秋季賞・建部賞の発表および受賞者紹介,幾何学賞の発表および受賞者紹介を行いました.報道機関等からは6社の参加がありました.     (広報委員長 矢野公一記)

16.MSJメモアール vol.5発行のお知らせ

MSJ Memoirs vol.5が9月に発行されました.
    Daryl Cooper, Craig D. Hodgson and Steve P. Kerckhoff :
    Three-dimensional Orbifolds and Cone-Manifolds, 2000, 170p.
    定価2,800円(本体価格)
    会員割引価格 1,780円 (消費税と送料310円含む)
会員の方には会員割引価格があります.会員 の購入申し込みは直接数学会へ郵便振替で
    口座番号:00150-1-179048
通信欄にMSJ Memoirs vol.5と書き,会員番号を添えてお願い致します.会員名簿とじ込みの払込票を利用されても結構です.
校費,科研費での購入は定価販売になりますので,各書店へ申し込み下さい.
Vol.1~4につきましても同様に申し込み下さい.なお,定価は本体価格であり,会員割引価格は消費税,送料を含んでいます.
    Vol.1 定価4,000円,会員割引価格 2,410円
    Vol.2 定価5,800円,会員割引価格 3,385円
    Vol.3 定価2,000円,会員割引価格 1,260円
    Vol.4 定価2,000円, 会員割引価格 1,290円
Vol.1~4の著者,題名については後表紙の広告をご覧下さい.

17.新入会員及び退会者について

2000年10月1日入会者および2000年4月1日から,2000年9月30日までの退会者は下記のとおりです.

[新入会員] 78名
林正人(理研),廣嶋秀人(北大理),橋本哲(早大理工),八森正泰(東大総合文化),榎本裕子(早大理工),生田正(東京理大理工),川内毅(東工大理工),高木寛通(京大数理),茗ヶ原仁(龍谷大理工),堀口正之(千葉大自然),高野啓児(明石工業高専),成田宏秋(東大数理),赤堀庸子(成城大経済),二宮広和(龍谷大理工),小泉英介(東北大理),井之上和代(福井工高専),高橋邦彦(筑波大数学),アヒニヤズ ヌルメメット(東京電機大),山本稔(東大数理),中澤宣雄(筑波大数学),本田寛伸(筑波大数学),種子田誠,文賢淑(都立大理),星野慶介(千葉工大),上出哲広(和歌山工業高専),藤垣佳子(神戸大自然),福田香保理(神戸大自然),米田力生(北大理),堀本博(熊本大自然),溝田貴章(厳木中学),高橋明彦(東大数理 ),籾山晴伸(早大教育),水川裕司(北大理),新井敏康(広島大総合),三浦敬(新潟大自然),内田英建(東京理大理),足立智子(慶大理工),鈴木正明(東大数理),石坂瑞穂(東北大理),岩井真一(東海大理),増田圭一(東海大理),川口周(京大理),杉山和成(筑波大数学),前川和俊(京大人間環境),川北真之(東大数理),見正秀彦(名大多元数理),湯浅久利(慶大理工),野村祐司(東工大理工),内藤弘嗣(名大多元数理),名倉誠(筑波大数学),鈴木香織(東大数理),水谷友彦(広島大理),岩崎雅史(阪大基礎工),翁林(名大多元数理),長瀬淳子(阪大理),二井谷剛(筑波大数学),寺島ひとみ(神戸大自然),植田靖典(山形大理工),許斌(東大数理),高瀬将道(東大数理),西原直(京大理),和地輝仁(北大理),後藤武史 (東京理大理),松原聖(富士総研),青木宏樹(立命館大理工),太田隆夫(広島大理),柴田将敬(都立大理),上村新吾(慶大理工),居相真一郎(明大理工),森淳秀(京都産大理),福本善洋(東大数理),多久和英樹(京大情報),市原一裕(東工大情報理工),高山学(三井生命保険),堀江太郎(鈴鹿工業高専),笠原雪夫(北大理),石川昌治(東大数理),Intissar,A.(Univ.de Corse).

[退会者] 78名
石田裕,野町幸男,実宝四郎,前田周一郎,座間宣夫,久保良彰,村上隆彦,志賀野洋,田中正次,山寺誠一,高斉敏夫,柳谷晃,西尾敦,桜井力,日當明男,室伏誠,上坂浩之,中村昭雄,吉田武,福田亮冶,浅田由良,保福一郎,三上善光,立井博子,北条盛夫,舟橋敬一,酒井利訓,山本匡,三笠淳平,山代隆章,高平幸二,福間更生,森山兼宗,久末正樹,石村孝彦,福田道雄,丁津泰,内田佳久,福間誠士,石橋延夫,宮内仁司,小沼友乃,竹内良平,渡辺靖子,久保淳司,戸田誠之助,井上正雄,根岸愛子,宮本一郎,滝川雅子,新村幹夫,松本正恒,上田惇巳,森田徹,稲益豊,長田彰夫,宮脇伊佐夫,小野博文,佃良彦,鈴木巨裕,佐藤道一,川鍋一晃,安岡孝司,槙井剛志,榧野尚,井上淳,Chevalier,E.,山上智幸,Choi,J.,Bailey,D.W.,Kim,R.,Kwon,K.

なお,上記の方々の他に次の方々がご逝去により退会されました.
慎んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈り申し上げます.
竹野兵一郎,小杉肇,冨田匡道,片山広太郎,田中謙輔,舟根智美.

18.会費払込みのお願い

日頃は会費の払い込みにご協力頂きまして,誠にありがとうございます. この度も,下記の通り宜しくお願い致しま す.

  • 後期会費を未払いの方は,12月末日まで にお払い込み下さい.
  • 前期会費を未払いの方は, 至急お払い込 み下さい.
  • ご送金にあたりましては,会員名簿と じこみの会費払込票をご使用下さい.
  • 学割扱いをご希望の方は,送金毎に, 必ず,在学証明書をお送り下さい.
  • 高齢会費をご希望の方は書面にてお申 し出下さい(生年月日をご記入下さい).

2000年度後期会費    9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円
2001年度前期会費    9,000円
  学割・高齢(70歳以上)6,000円

19.雑誌 '数学' 及び欧文誌‘ジャーナル' のバックナンバーについて

会報97でお知らせしました‘数学' 及び ‘ジャーナル' の処分につきましては2000年 10月31日をもって締め切らせていただきまし た.ご通知申し上げましたとおり,残部につ いては全て廃棄いたします.
数学会会員及び読者の皆様のご協力に感謝 いたします.

20.フランス数学会交換会員について

現在,交換会員協定を結んでいる外国の数 学会のうち,フランス数学会(Societe Mathe- matique de France)への交換会員希望者の会 費を毎年取りまとめてフランスに送金してい ます.
継続してフランス数学会(SMF)交換会員になられていた方にも,個人宛には通知をお送 り致しませんので,この記事をもってお知ら せとさせていただきます.
また,新たに交換会員を希望される方もお 申し出下さい.
交換会員申込みの方は,下記のように2001 年のフランス数学会会費を日本数学会振替口 座に,2000年12月1日(金)までにお 振り込み下さい.



a) 基本会費:4,300円
SMF通常会費の半額
SMF会誌 “Gazette des Mathematiciens” を受領

b) 雑誌予約申込み(選択)
以下のSMF発行の雑誌を会員価格で 予約できます.

Officiel des Mathematiques: 3,600yen
Bulletin: 11,628yen
Bulletin + Memoires: 18,605yen
Asterisque 12 numeros: 36,046yen
Histoire des Mathematiques: 6,744yen
Panoramas et Syntheses 6,977yen

以上に加え,手数料(手続郵送料および銀行送金手数料)としてお一人につき400円を頂きます.
記入例のように書面にて日本数学会事務局に お申し込み下さい.また会費は日本数学会郵便 振替口座にフランス数学会費と通信欄に明記の 上お振り込み下さい.振替用紙は名簿綴じ込み, または郵便局に備え付けの用紙をご利用下さい.

            記入例:

        SMF交換会員申込書





□ a)のみを希望    4,600  円


□ a)+b) :4,600円+


                       □(1)  3,600円


                       □(2) 11,628円


                       □(3) 18,605円


                       □(4) 36,046円


                       □(5)  6,744円


                       □(6)  6,977円


□にチェック





☆郵便物送り先住所(ローマ)字





  氏名:





  住所:





会員番号:      氏名     
        
また,日本数学会と交換会員協定を結んで いるのは,フランス数学会(SMF)の他,アメリカ数学会(AMS)・ニュージーランド数学会(NzMS)・韓国数学会(KMS)・ロンドン数学会(LMS)・ドイツ数学会(DMV)です.
詳細についてはお問い合わせ下さい.