日本数学会の出版物

Vol.59 New Developments in Algebraic Geometry, Integrable Systems and Mirror Symmetry (RIMS, Kyoto, 2008)

Edited by M.-H. Saito, S. Hosono and K. Yoshioka

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2010年8月発刊 税込価格 8,000円 / 送料 510円

1990年代より,数理物理学のミラー対称性のアイデアにより代数幾何学と可積分系という二つの研究分野において重要な研究の発展があり,また相互交流がもたらされてきた.
これらの,代数幾何学,可積分系,Gromov-Witten理論,シンプレクテック幾何学等における新しい研究の発展と相互交流をさらに進めるために,2008年1月7日から11日の間,京都大学数理解析研究所において国際研究集会「代数幾何学,可積分系そして ミラー対称性の新しい発展」が開催された.研究集会では特にミラー対称性のアイデアに基づく新しい研究の講演と活発な討論が行われた.本書は,この研究集会の成果の一つであり,招待講演者の12の学術論文を掲載している.多くの読者にとって,これらの数学分野における研究の発展と,異なる分野間の興味深い 関係を知る上で,本書は有益なガイドブックとなるであろう.