理事会承認 2006年4月22日

理事会改定 2014年11月8日

日本数学会解析学賞基金規定

総則

この基金は日本数学会解析学賞基金と称する.

目的と事業

この基金は広い意味での解析学の進展を通して数学の発展に寄与することを目的とする.この基金は前条の目的を達成するために次の事業を行う.解析学および解析学に関連する分野において著しい業績をあげた人に,その業績を顕彰する目的で,日本数学会解析学賞(以下,解析学賞と称する)を与える.その他,前条の目的を達成するために必要な事業.

解析学賞委員会

解析学賞受賞者の選考およびこの基金の有効な運営のために解析学賞委員会を設ける.委員会は前年度委員会が推薦し日本数学会理事長が委嘱する7名の委員,及び委員会担当理事1名で構成される.委員長は委員会担当理事を除いた委員の中より委員会で選出される.委員の任期は1年とする.

解析学賞

委員会は毎年3件以内の解析学賞受賞対象を選考し,授賞は委員長がこれを行う.授賞対象者は日本数学会会員とする.授賞対象業績は過去5年程度の研究成果とし,著書についてはもう少し遡るものも考慮する.授賞式は日本数学会秋季総合分科会において行う.受賞者の氏名と業績については広くこれを公表する.

委員会

委員長は必要に応じ委員会を招集する.
委員会は解析学賞受賞者の選考のほかに次の事項を審議・決定する.

a) この基金の解散,この規定の変更に関する事項.

b) この基金の事業遂行上必要とみとめる事項.

資産及び会計

資産は寄付を随時受け入れ,これを基金とする.基金は日本数学会定款第52条に定める基金の取り扱いに従って日本数学会に委託する.

内規

委員会は運営上必要な事項を内規として定めることができる.

規定の変更

委員の3分の2の賛成によりこの規定を変更することができる.

付則

この解析学賞設立当初の委員会(解析学賞検討委員会)の委員は次の通りである.

 今吉洋一,風間英明,谷島賢二,井川満,薮田公三,
 岡沢登,野村隆昭,幸崎秀樹,小谷真一,景山三平

本規定(解析学賞規程)は2002年4月1日より施行する.
2006年3月29日解析学賞選考委員会において変更.
2006年4月22日理事会において本規定(解析学賞基金規定)を承認.本規定は同日より発効.
2014年9月27日解析学賞選考委員会において変更.
2014年11月8日理事会において本規定(日本数学会解析学賞基金規定)を承認,本規定は同日より発効.