日本数学会ビデオアーカイブ

市民講演会 2015年度年会

  • 日時2015年3月20日(金) 14:30〜15:30
  • 会場明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 1階 1013

講演者

足立 恒雄 (早大・名誉教授)

講演題目

デカルト,フェルマー,パスカルの数学思想を比較する

講演概要

デカルト, フェルマー, パスカルは 17 世紀を代表する数学者ですが, それぞれ異なった強烈な個性の持ち主でした. 貢献した分野には共通するものもありますが, それぞれの個性を表すような違いが観られます. 簡単に要約すれば, デカルトは代数学の基礎付け, 数体系の1 元化, 記号法の革新, フェルマーは整数論, 楕円曲線の有理点論, 解析幾何学, パスカルは公理主義の魁, 数学的帰納法の定式化, 射影幾何学の展開といった貢献で知られますが, こうした貢献がどのような資質の違いに基づくのかを考えます.

講演資料

参考URL

「数学通信」20巻2号の記録

www.mathsoc.jp/publication/tushin/2002/2002adachi.pdf