日本数学会ビデオアーカイブ

市民講演会 2012年度年会

日時: 2012年3月25日(日) 15:30〜16:30
会場: 東京理科大学 神楽坂キャンパス 2号館212教室

講演者

秋山 仁(東海大学教育開発研究所)


講演題目

美の背後に潜む数理



講演概要

美の演出には数理的考察が大切だ。ダ・ヴィンチの遠近法、デューラーの多面体と魔方陣、ミケランジェロの黄金比、エッシャーの繰り返し絵、北斎の富嶽三十六景など、歴史的名作の背後には幾何学の理論が見え隠れしているからだ。 一方、音楽の世界でも、ピタゴラス音階やメルセンヌ音階など数論に通じるものが少なくない。 本稿では、美術や音楽と数学の関係について、多くの作品を紹介しながら解説する。また、時間が許せば、皆さんと作品制作も一緒にしてみたい。 かの数学者 G.H.Hardyは"There is no permanent place for ugly mathematics"と述べたが、それは芸術でも同じようだ。


講演資料

https://www.mathsoc.jp/outreach/2012haru/akiyama20120325.pdf


参考URL

「数学通信」16巻3号の記録
https://www.mathsoc.jp/assets/pdf/publications/tushin/backnumber/1702/1702akiyama.pdf