年会・秋季総合分科会---企画特別講演

企画特別講演者への書簡(2009年12月14日)

企画特別講演者への書簡(2009年12月14日)

2009年 12 月14日

企画特別講演
講演者各位

社団法人 日 本 数 学 会
理事長 坪 井 俊

拝啓 ますます御清祥のこととお慶び申し上げます.

この度は、2010 年度年会における企画特別講演をお引き受けいただきありがとうございました.担当の分科会評議員を通してもご連絡いたしましたが、2010 年度年会から企画特別講演アブストラクトの取り扱いについて大きな変更があります.総合講演・企画特別講演のアブストラクト集につきまして、11 月の定例理事会で同封します著作権の規定を定めました.また、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営いたします J-Stage にアブストラクト集の電子版を掲載することも同時に決定いたしました.この 2 点に関しまして、ご説明いたしたいことおよびお願いいたしたいことがありますので、従来の慣例を破って、講演者の皆様に書簡を直接お送りいたします.

(1)(著作権の規定) 同封しますように総合講演・企画特別講演のアブストラクト集に関する著作権の規定を設けました(URL www.mathsoc.jp/meeting/kikaku/ にもあります).この規定では、(i)著作権全般が講演者に残り、(ii)アブストラクトを販売して、電子版を公開するための最低限の著作権である、頒布権・複製権・公衆送信権を日本数学会が保持することを規定しております.その結果として講演者および日本数学会の双方がこの3つの権利を保持することになりますが、そのことを考慮して再録、個人のホームページ上への掲載、機関レポジトリーなどに関する規定を設けております.企画特別講演の総合報告的な性格を配慮して、具体的な事例を想定した上で、講演者の皆様が学術・教育に円滑にアブストラクトを利用して頂けますようにこれらの規定を定めています.以上のことをご理解いただきますようお願い申し上げます.

(2)(アブストラクトの作成について、J-Stagte への掲載) 従来は紙媒体でアブストラクト原稿を提出頂いておりました.今回からは、J-Stage にアブストラクト集を掲載するために、以下の電子データを提出して頂きますようお願いいたします.これらは、アブストラクト集をなるべく高品質な形で早期に電子化・公開するためです.

  • 1. TEX ソース一式 tex のソース、スタイルファイル、画像ファイルなどの一式を提供していただきます.これらは、全文検索を可能とするために必要となり、また文献データを作成するのに必要となります.もし余白などの調整が必要な場合は、数学会のクラスファイルによって再コンパイルを行った上で、講演者に校正をお願いすることもあります.
  • 2. Bib ファイル 講演アブストラクトのメタデータを記述するファイルです.雛形
    www.mathsoc.jp/meeting/kikaku/
    においてありますので、ダウンロードしてご記入ください(このページは、2010 年度年会のページ www.mathsoc.jp/meeting/keio10mar/からもリンクしてあります).メタデータは、データベース検索を効率的にする上で重要なものであることをご理解ください.また、キーワードの記述については、多少複雑ですので、この 書簡の付記として説明しておきました.

上にある TEX でアブストラクトを作成することはあくまでも原則と考えております。もし TEX を用いてアブストラクトを作成できない場合は、紙媒体でお送りください。そのときは、できる限りの電子ファイル(MS ワードや Open Office のファイルや PDF ファイルなど)を一緒にお送りください。数学会の方で、可能な限りの編集作業を試みることとします。これは、TEX の dvi ファイルを作成できても、画像をその中にはめ込むことができない場合も当てはまります。ただし、数学会側の編集作業が難しい場合は、紙媒体によるアブストラクト原稿をスキャンして得る PDF ファイルを電子版として掲載することを予めご承知ください。また、この場合は情報システム運用委員長tose@mathsoc.jpに締め切り前に余裕をもってお知らせ頂ければ助かります。

なお、担当の分科会評議員を通してもご連絡いたしておりますが、以下のこともよろしくお願いいたします.

  • i. 2009年度名簿の最後の部分に掲載の「学会アブストラクトの書式」を参考にして,アブストラクトの作成をお願いいたします.ページ数は10枚程度といたします.
  • ii. また,アブストラクト集の目次の氏名(所属)の下に講演者のプロフィールをいれますので(見本参照),その原稿の作成もお願いいたします.

以上の1 TEX ソース一式および2 Bib ファイルii プロフィールのデータを、電子メールまたは CD-Rで以下の送付先に2月22日(月)まで必着でお送りください.また著作権に関することおよび技術的なことは情報システム運用委員長の戸瀬信之 tose@mathsoc.jp までご照会ください.

送付先 〒110-0016 東京都台東区台東1-34-8
社団法人 日本数学会
企画特別講演プログラム委員宛
msjchou@mathsoc.jp

以上

(付記)キーワードの記述について