京都大学数理解析研究所の共同研究事業の一つとして、 下記のように研究集会を催しますので、ご案内申し上げます。 研究集会「散逸系の数理 -- パターンを表現する漸近解の構成」 期日 6月24日(水)14:00から 26日(金)12:05まで 場所 京都大学数理解析研究所(420号室)   代表者  飯田雅人(宮崎大学)   副代表者 二宮広和(明治大学) ----------------------------------------- この研究集会は   Gray-Scott モデルの入門から最近の結果まで を数学と物理の立場から解説していただくことを目的として 以下のようにプログラムを組みました。 皆様のご参加をお待ちしております。 6月24日 14:00-14:55 上山大信(明治大学)   Gray-Scottモデルの概要 15:10-16:05 寺本敬(千歳科学技術大学)    Gray-Scottタイプモデルにおける粒子的パターンダイナミクス 6月25日 10:00-10:55 栄伸一郎(九州大学)  自己複製ダイナミクスの数理 11:10-12:05 上田肇一(京都大学)  Gray-Scottモデルにみられるパルスの分裂過程に対する  理論的アプローチ Lunch 13:30-14:25 山口智彦(産業技術総合研究所)  3分子反応系の数理モデル:その背景と意義 14:40-15:35 高木拓明(奈良県立医科大学)  多成分Gray-Scott型モデルによる分化スポットパターンの構成 15:50-16:45 真原仁(産業技術総合研究所)  パターン形成の熱力学的指標による評価 6月26日 10:00-10:55 長山雅晴(金沢大学)    Gray-Scottモデルと発熱反応拡散系に現われる  パルス波ダイナミクス 11:10-12:05 三村昌泰(明治大学)    グレイ・スコットモデルの解析が何故難しいか?  -- 3変数系からの接近 -- ※ この研究集会は、科学研究費補助金基盤研究(S)「非線形非平 衡反応拡散系理論の確立」(代表:三村昌泰)および明治大学グロー バルCOEプログラム「現象数理学の形成と発展」の援助も受けて開 催しています。