【統計数学分科会】
1.2004年度の評議員は
〒112-8610 東京都文京区大塚2−1−1
お茶の水女子大学理学部情報科学科
笠原勇二(e-mail kasahara@is.ocha.ac.jp)
および
〒560-8531 大阪府豊中市待兼山町1−3
大阪大学大学院基礎工学研究科
白旗慎吾(e-mail sirahata@sigmath.es.osaka-u.ac.jp)
です。笠原が責任評議員になります。
2.2004年度の統計数学分科会運営委員が下記のように決まりました。数学会、統
計数学分科会の運営に関してご意見やご提案がありましたら運営委員か評議員までお
寄せ下さい。
3.島根大学、東京大学、千葉大学でのアブストラクトの残部があります。ご入用の方
は評議員までご連絡下さい。
4.統計学研究連絡委員会 第19期 第2回 報告
2004年3月19日(金)に行われた統計学研究連絡委員会の報告です。議事録(案)か
ら作成しています。
A.報告事項
柳川委員長より、2月16日開催の日本学術会議連合部会に関して、次のように報告が
あった。
(1) 日本学術会議法の一部を改正する法律案の概要が開示された。概要は以下の様であ
った。
* 会員選考方法の変更
登録学術団体による推薦性から日本学術会議による会員候補者選考へ
* 部の大括り化
人文科学・生命科学・理学及び工学
(2) 日本学術会議の今後の活動(アクションプラン)が決まった。概要は以下の様であ
った。
* 公正・中立な立場からの提言活動の強化、次期科学技術基本計画への提言
* 国民に対するアピール活動の実施
(3) 日本学術会議のアクションプランに対する第4部の活動方針
* 「若者の理科離れ問題」に対し、講演活動を組織
* 基礎科学を国の科学技術行政の中に明確に位置づけ
(4) 研究連絡委員会について
* 専門的課題別委員会:研究連絡機能
* 横断的課題別委員会:国際連携、問題発見・企画、俯瞰的課題
* 学術会議会員並びに連携会員は、2種類の委員会に所属する
(5) 17年度科研費補助金審査委員にかかわる研究者情報の提供
* これまでは学術会議が実質的に審査委員を選考し、文部科学省が承認していたが、選
考の主体は日本学術振興会へ移る。日本学術会議は、適切な研究者の情報を提供。
* 継続審査委員、第1段・第2段の重複確認は行わない。
* 定数と情報提供数
第1段(統計科学):定数6名(うち新規3名)、情報提供数9名以上
第2段:情報学で定数8名(うち新規4名)、統計科学からの情報提供数2名
B.審議事項
(1) 17年度科研費補助金審査委員にかかわる研究者情報の提供
審議の結果以下のことが決定された。
* 最大規模の日本統計学会からの情報提供研究者数4人を目処として、各学会から2〜
4人の情報提供研究者の推薦を行う。
* 継続審査委員、第1段・第2段の重複確認は行わない
* 審査委員候補者を知る人を最小限にする
* 各学会から出されたリストに基づき、柳川委員長がキーワードを考慮して情報提供研
究者の人数などを調整する。3月末締切。
(2) 統計関連学会の協調
* 他研連は、学会間の協調の場としての役割を持つ。
* 第6部会(農学):学問が専門化・細分化し、農業に対応できない現状を認め、農業
総合科学を提示。PR活動として公開講演会を年1回実施。出版活動。15学会から各
2万円を毎年徴収し、活動費に充てる。
* 第2部会(法学政治学):シンポジウムなどの共催。学・協会の連合体からの脱皮が
現在の課題。
* 統計学関連学会連合との関連
* 統計学関連学会連合の組織委員会への研連の関与に関し、関連学会の草の根的調整の
重要性を認めつつ、学・協会共通の課題を企画して外に向けて発信する方向で活動す
る、という意見に集約された。
* 社会における統計科学の位置づけを明確化し、シンポジウム・セミナー・出版・広報
を支援。
* ホームページの立ち上げ:柳川委員長名で、各学会の会長に文書を発送し「統計科学
への誘い」を目的とする統計科学研究の意義と役割、研究紹介などのコンテンツ提供
を依頼する。
(3) 研連活動の具体化
* シンポジウム・セミナーを企画することを決定し、テーマなどについて柳川委員長が
原案を作成しメールで検討を進めることにした。以下のような意見があった。
* 社会・現場における統計科学の役割を伝える
* 統計教育
* 各学会の大会と日程を合わせ、開催
* 毎月開催
* サマースクールなどの企画とあわせ、講師旅費などを捻出
(連絡責任評議員 笠原勇二,お茶の水女子大学)