2003年度科学研究費による研究集会の案内

（統計学関係）

（S１）「量子推測理論の数理統計学的基礎とその応用」「基盤研究A（１）」
　　　　（研究代表者：赤平昌文、課題番号１４２０４００６)
　　　　　　によるシンポジウム計画一覧表（平成１５年度分）

１.　Non-locality of Quantum Mechanics and Statistical Inference　(略称NQSI)
( 量子力学の非局所性と統計的推測)　

• 研究分担者：　櫻井明夫（京産大・理）、松本啓史（国立情報学研）、林　正人（科学技術振興事業団）
• 日　時：平成１５年９月８日（月）〜９月９日（火）
• 場　所：京都産業大学12号館　(京都市北区上賀茂）
• 主　催：京都産業大学、科研費研究班
• 協 賛：日本物理学会、日本科学技術振興事業団
• 内容・目的：
  本シンポジウムは、直前に開かれる量子情報科学の国際会議 EQIS'03 のサテライトワークショップでもあり、量子力学の非局所性と統計性をテーマに理論・実験の研究発表を行う。とりあげる演題は量子推定、量子検定など量子力学の統計理論的基礎にかかわるもののほか、量子エンタングルメント、非局所的相関、量子緩和、観測問題など、具体的な物理現象と理論に関するものである。
  発表は招待講演(国内5名、海外6名)・公募講演およびポスターからなり、英語で行われる。
  研究発表と活発な議論を通じて分野間の相互理解を深め、量子力学の基礎に横たわる未解決問題の解明と、量子情報科学の発展を目指す。
• 旅費の配分：講演者を中心に配分する。
• 講演申込期限：７月２５日（金）
• 講演論文送付先：NQISプログラム委員会
  　qm-2003@cc.kyoto-su.ac.jp　に発表論文概要を電子メールの添付文書としてお送りください。
• 論文採択：　科研費世話人とNQSIプログラム委員会に一任願います。 （採択通知　8月1日）
• 参加登録費：一般　3000円、学生　2000円　を参加当日に申し受けます。
• 懇　親　会：9月8日夕刻　京産大学内にて行います。
• 参加登録・宿舎・予稿など：
  NQSIホームページ　www.kyoto-su.ac.jp/nqsi/ をご覧ください。

２．数理統計学と計量心理学をつなぐ

• 研究分担者：狩野　裕（大阪大・人)，千野直仁（愛知学院大・文）
• 日　時：平成１５年１１月３日（月）〜１１月５日（水）
• 場　所：大阪大学 人間科学部 東館207教室（ユメンヌホール）
• 内容・目的：
  方法論と実質科学は車の両輪であり互いに情報交換することでそれぞれの学問を発展させることができる．本シンポジウムは，実質科学として心理学や行動学などの社会科学を念頭におき，それらの分野におけるデータ科学的方法論を，数理統計学と計量心理学的立場から議論したい．
  議論したいトピックは幅広く，
  　(i) 反復測定データの分析，線形・非線形混合モデル，
  　(ii) 因果推論，欠測データの分析，グラフィカルモデリング，構造方程式モデリング，
  　(iii) 独立成分分析，多次元尺度法，因子分析などの多変量解析，
  などを考えている．また，問題提起，サーベイ，応用研究，数理統計学者から計量心理学者への提言，計量心理学者から数理統計学者への提言なども歓迎する．
• 旅費の配分：講演者を中心に配分する．
• 宿舎の斡旋：斡旋しない
• 講演申し込み期限：１０月１０日（金）
• 申込先：〒565-0781 吹田市山田丘1-2
  大阪大学 大学院人間科学研究科
  狩野　裕
  　TEL (06) 6879-8052
  　FAX (06) 6879-8052
  　E-mail: kano@hus.osaka-u.ac.jp
• 予稿集：予稿集を作成します．講演者の方は，予稿（Ａ４サイズ）を予稿送付期限までにお送りください．なお集会報告書を作成しますので，講演者の方に別途，原稿の作成（Ａ４サイズで２枚）を依頼します．
• 予稿集送付期限：１０月１７日（金）
• 予稿送付先：上記申込先と同じ

３．統計的推測の理論とその応用

• 研究分担者：　高田佳和（熊本大・工）、岩佐学（熊本大・工）
• 日　時：平成１５年１１月１７日（月）〜１１月１９日（水）
• 場　所：熊本大学大学院自然科学研究棟２階ゼミナール室
• 内容・目的：
  統計的推測に関する様々な理論や方法論、それらの新しい展開、その応用例についての発表と討論を行う。
  研究成果の発表だけでなく、これらに関わる最新の話題や研究の紹介、新たな問題の提起等の講演も歓迎します。
• 旅費の配分：講演者を中心に配分する。
• 宿舎の斡旋：斡旋しない
• 講演申し込み期限：１０月１７日（金）
• 申込先：高田佳和
  〒860-8555 熊本市黒髪2-39-1
  熊本大学工学部数理情報システム工学科
  　TEL (096) 342-3625
  　FAX(096) 342-3609
  　E-mail: takada@cs.kumamoto-u.ac.jp
• 予稿集：
  予稿集を作成します。講演者の方は、予稿（A４サイズ）を予稿送付期限まで
  にお送りください。なお集会報告書を作成しますので、講演者の方に別途、原稿の作成
  (A4サイズで２枚）を依頼します。
• 予稿集送付期限：１０月３１日（金）
• 予稿送付先：上記申込先と同じ

４．データ解析のための統計科学理論

• 研究分担者：白石高章（横浜市大・理），瀬尾　隆（東京理科大・理），加藤　剛（慶應大・理工）
• 日　　　時 ： ２００３年１２月１０日（水）〜１２月１２日（金）
• 場　　　所 ： 横浜市立大学よこはまアーバンカレッジ　 TEL 045-841-5900
  　　　　　　　〒233-0002 横浜市港南区上大岡西1-6-1
  　　　　　　　ゆめおおおかオフィスタワー17階
  　　　　　　　(京浜急行上大岡駅より徒歩約5分，市営地下鉄上大岡駅より徒歩約３分)
  　　　　　　　会場までの順路は
  　　　　　　　 http://crystal.sci.yokohama-cu.ac.jp/meet15.html　
  　　　　　　　をご覧ください。
• 内容・目的：
  より小さなコンピュータとOSの発展により，多くの分野で統計データの解析が行われている。本シンポジウムでは，パラメトリック，ノンパラメトリック，セミパラメトリックを問わず，データ解析に有用な統計手法と理論について研究発表及び討論を行い，今後の研究の方向性について展望する。まだデータ解析に利用できるか不明であるが可能性のある統計手法の理論も歓迎する。また，研究成果に限らず，最新の話題の理論紹介も歓迎する。
• 旅費の配分：講演者を中心に配分する。
• 宿舎の斡旋：斡旋しない。
• 申込期限：１１月１０日（月）
• 申　込　先 ： 白石高章
  　　　　　　　〒236-0027 横浜市金沢区瀬戸22-2
  　　　　　　　横浜市立大学大学院総合理学研究科数理科学部門
  　　　　　　　e-mail：crystal@yokohama-cu.ac.jp 　Tel: 045-787-2195
• 予　稿　集 ： 講演者の方は、A４サイズの予稿の原稿(ページ数は15ページ以内)を
  　　　　　　　予稿送付期限までにお送り下さい。
  　　　　　　　なお、集会報告書を作成しますので、
  　　　　　　　講演者の方に別途、報告書用原稿の作成（Ａ４サイズで２枚程度）を
  　　　　　　　依頼します。
• 予稿送付期限 ： １２月５日（金）
• 予稿送付先 ： 上記連絡先と同一
• 懇　親　会 ： １２月１1日（木）夕方，参加希望の方で１0日にシンポジウム会場に
  　　　　　　　来れない場合は１２月５日までに『懇親会参加』と白石に連絡のこと。

(S2)「統計的領域推定における精確な推定方式の開発と実用化の試み」
「基盤研究（B)」（研究代表者：赤平昌文、課題番号１２５５４００２）
によるシンポジウム計画一覧表（平成１５年度分）

１．実験計画法とその周辺における組合せ的構造の解明とその応用

• 研究分担者：白 倉 暉 弘（神戸大・発達科学）、
  　　　　　　�� 田 正 秀（クワダ，広島大・総合科学）
• 日　　　時： ２００３年１２月４日(木) 〜６日(土)
• 場　　　所： 白浜かんぽの宿
  　　〒649-2211 和歌山県白浜町１６８８ー２
  　　TEL 0739-42-2980 FAX 0739-42-2978
  　　URL http://www.kampo.kfj.go.jp/shisetsu/yado2/1292shirahama/index.html
• 内容・目的：
  統計的計画の考察から発展してきた実験計画法は、今日では離散数学あるいは組合せ理論の一部としても確立し、実験計画以外の分野への 応用も盛んになってきた。本シンポジウムでは、実験計画法とその周辺に関する最新の話題やその推測理論に関する研究発表及び情報交換を行う。 実験計画・デザイン理論の最適性、構成、推定方式に関する話題、またはその他への応用も歓迎する。
• 旅費の配分：講演者を中心に配分する。
• 宿舎の斡旋：斡旋しない。ただし、同宿に宿泊を希望する参加者は９月３日(水)までに白倉（sirakura@kobe-u.ac.jp)に連絡して下さい。
• 申込期限： １０月２７日(月)
• 申 込 先： 　�� 田 正 秀（クワダ）
• 〒739-8521 東広島市鏡山１ー７ー１
  　 広島大学総合科学部
  　 E-mail: kuwada@mis.hiroshima-u.ac.jp
  TEL: 0824-24-6468　Fax: 0824-24-0756
• 問い合せ先：上記申込先と同一
• 予稿原稿： 各自予稿（ページ数は問わない）を当日３０部持参すること。集会報告書は後日作成するので、発表者には別途原稿作成（Ａ４サイズで２頁程度）を依頼する。

２００３年度計画数学研究集会

基盤研究Ｂ(２)
「ファジィー決定過程における頑健性構造の理論と応用に関する研究」

• 研究代表者：中神潤一（千葉大・理）
• 題目：不確実性下での数理決定問題とその関連分野
• 研究分担者：中神潤一（千葉大）、吉田祐治（北九州市立大）
• 日時：２００３年１０月１７日(金)、１８日(土)
• 場所：千葉大学 理学系総合研究棟
• 内容・目的：計画数学に関する標記テーマについて最新の研究成果の発表と討論を行う。さまざまなモデルに対する新しい理論展開および応用例を歓迎する。
• 旅費の配分：予算の範囲内で講演者を中心に支給する予定。
• 宿舎の斡旋：斡旋しない。
• 申込み期限：２００３年９月２２日(月)
• 申込先　　：中神潤一
  　　　　　　〒263-8522
  　　　　　　千葉大学 理学部数学・情報数理学科
  　　　　　　TEL: 043-290-2718 FAX: 043-290-2733
  　　　　　　E-mail: nakagami@math.s.chiba-u.ac.jp
• その他：上記研究会は、基盤研究Ｂ(１)「不確実性の下での動的決定解析とその応用」
  　　研究代表者：吉田祐治（北九州市立大）E-mail: yoshida@kitakyu-u.ac.jp）
  と共同で行います。