[数学通信16−4掲載記事](2012.2)

1. 2012 年度分科会委員について
2012 年度の分科会委員は次の通りです.

  中村玄(北大理) 小川卓克(東北大理)
  長澤壯之(埼玉大理) 倉田和浩(首都大理)
  杉本充(名大多元) 中西賢次(京大理)
  林仲夫(阪大理) 足立匡義(神戸大理)
  柴田徹太郎(広大工) 小林孝行(佐賀大理工)
  木村弘信(熊本大理) 西原健二(早大政経)

委員の互選により次の 2 名を分科会選出評議員として理事会に推薦致しました.
  小川卓克(東北大理)  中村玄(北大理)

分科会の運営・特別講演者の選出は当委員会が行います.講演者などについて御意見のある方はお近くの分科会委員にお知らせください.

2. 研究集会「微分方程式の総合的研究」について
2011 年度の研究集会「微分方程式の総合的研究」は平成 23 年 12 月 17 日(土)− 18 日(日)の 2 日間,東京大学大学院数理科学研究科にて開催され

   柳田英二,大山陽介,永安聖,筧知之,久藤衡介,名古屋創,山川大亮,
   鈴木香奈子,水谷治哉,和田出秀光,猪奥倫左,竹田寛志,川上竜樹
                                 (敬称略)

による講演が実施されました.柳田氏のサーベイ講演を含む,熱のこもった講演で研究集会は盛会のうちに終了しました.
プログラムとアブストラクトは当分科会ホームページ

http://www.math.kobe-u.ac.jp/dfe/

に掲載される予定です.
次年度,同研究集会は京都大学大学院理学研究科にて開催予定です.

3. 第 3 回函数方程式論分科会「福原賞」受賞者について
2011 年度第 3 回函数方程式論分科会「福原賞」は以下の方々に授与されました.東京大学において開催された研究集会「微分方程式の総合的研究」の初日に表彰式が行われました.

   片山聡一郎氏(和歌山大・教育・教授)
    2008 年度函数方程式論分科会特別講演者
    受賞題目:「非線形波動方程式の大域的古典解の研究」
   高橋太氏(大阪市立大・理・教授)
    2008 年度函数方程式論分科会特別講演者
    受賞題目:「非線形楕円型偏微分方程式に関する非退化臨界点の研究」
   中野史彦氏(学習院大・理・教授)
    2004 年度函数方程式論分科会特別講演者
    受賞題目:「シュレディンガー方程式および関連する数理物理モデルの解析学的研究」

受賞理由は本分科会 web page に公開されております.

(連絡責任評議員 小川卓克,東北大学大学院理学研究科)