[数学通信15−3掲載記事](2010.11)

1. 次期分科会委員投票結果について
2011 年度〜2012 年度分科会委員として先の学会において行われた投票によって下記の 12 名の委員が決定いたしました.

  中村玄(北大理) 小川卓克(東北大理)
  長澤壯之(埼玉大理) 倉田和浩(首都大理)
  杉本充(名大多元) 中西賢次(京大理)
  林仲夫(阪大理) 足立匡義(神戸大理)
  柴田徹太郎(広大工) 小林孝行(佐賀大理工)
  木村弘信(熊本大理) 西原健二(早大政経)

なお,有効投票総数は 129 票,信任数は 126 票でした.
分科会選出の来年度の評議員 2 名は,規定により上記 12 名の互選で選ばれます.

2. 研究集会「微分方程式の総合的研究」について
2010 年度の研究集会「微分方程式の総合的研究」は次の様に開催されます.

   日 程: 平成 22 年 12 月 18 日(土)−19 日(日)
   会 場: 京都大学大学院理学研究科
   代表者: 堤誉志雄(京大理),竹井義次(京大数理研)
   世話人: 杉本充(名大多元数理),中西賢次(京大理)
   講演予定者:(敬称略)
        小池茂昭,上村豊,梶木屋龍治,隠居良行,立川篤,伊藤雅彦,佐々木真二,
        広恵一希,森本光太郎,松山登喜夫,佐藤得志,岸本展,上田好寛

プログラムの詳細は後日,dfe メーリングリストにより公開されます.
参加希望者に限定数ですが旅費の援助が可能です.ご希望の方は連絡責任評議員までご氏名,ご所属,日程,交通手段を明記してお申し込みください.
この研究集会に限らず,京都で行われる研究集会に於いては宿泊予約が難しくなっているようです.早めの予約をお勧めします.

3. 第 9 回解析学賞について
2010 年度秋季総合分科会にて第 9 回解析学賞が 3 名の方々に授与されました.
本分科会関連会員では中村周氏(東大・数理)・永井敏隆氏(広島大・理)が受賞されました.受賞理由が解析学賞 web page と数学通信に掲載されます.解析学賞基金内規により,中村氏の受賞特別講演は来年度春季年会にて,また永井氏の受賞特別講演は来年度秋季総合分科会にて行われる予定です.

4. 第 1 回函数方程式論分科会「福原賞」について
2009 年度第 1 回函数方程式論分科会「福原賞」は以下の方々に授与されます.

   井口達雄氏(慶應大・理工・准教授)
    2009 年度「微分方程式の総合的研究」講演者
    受賞題目:「水面波方程式の数学解析の研究」
   石毛和弘氏(東北大・理・教授)
    2004 年度函数方程式論分科会特別講演者
    受賞題目:「線形・非線形熱方程式の解の挙動の研究」
   小池達也氏(神戸大・理・准教授)
    2008 年度函数方程式論分科会特別講演者
    受賞題目:「完全 WKB 解析を用いた微分方程式の研究」

受賞理由は本分科会 web page に公開されます.また授賞式を 12 月 18 日〜19 日に開催される研究集会「微分方程式の総合的研究」にて第 2 回(2010 年度)受賞者の発表表彰と共にとり行います.

(連絡責任評議員 小川卓克,東北大学大学院理学研究科)