2021年11月6日理事会承認

日本数学会応用数学賞規程

第1条(総則)

この賞は日本数学会応用数学賞と称する.

第2条(目的)

日本数学会応用数学賞は応用数学分野で著しく業績を上げた者を表彰する.また,応用数学に関連する分野において優れた研究成果をあげた若手研究者を応用数学研究奨励賞として表彰する.

第3条(応用数学賞委員会)

応用数学賞および応用数学研究奨励賞受賞者の選考のために応用数学賞委員会を設ける.委員会は応用数学分科会委員会が推薦し日本数学会理事長が委嘱する7名の委員,及び委員会担当理事1名で構成される.
2.委員長は委員会担当理事を除いた委員の中より委員会で選出される.
3.委員の任期は2年とする.再選を妨げないが,連続4年を限度とする.

第4条(応用数学賞)

委員会は毎年1件以内の応用数学賞受賞対象を選考し,授賞は委員長がこれを行う.授賞対象者は日本数学会会員とする.授賞対象業績はこれまでの研究成果のうち,特に過去5年程度の研究成果を重視し,著書についてはもう少し遡るものも考慮する.授賞式は日本数学会応用数学分科会において行い, 受賞者の氏名と業績については広くこれを公表する.

第5条(応用数学研究奨励賞)

委員会は,毎年4名以内の応用数学研究奨励賞対象を選考し,授賞は委員長がこれを行う.授賞対象者は応用数学合同研究集会において優れた研究を発表した研究者とする.授賞式は日本数学会応用数学分科会において行い, 受賞者の氏名と業績については広くこれを公表する.授賞対象者は日本数学会会員には限定しないが,受賞年の4月1日現在において34歳以下の者とする.

第6条(委員会)

委員長は必要に応じ委員会を招集する.
委員長は必要に応じ委員会を招集し,その議長となる.
2.委員長に事故があるときは,副委員長がその職務を代行する.
3.委員会は,必要に応じて委員以外の者の出席を求めて,説明または意見を聞くことができる.
4.委員会は応用数学賞受賞者と応用数学研究奨励賞受賞者の審査のほかに次の事項を審議しし,必要な処置をとることができる.

  (1) 応用数学賞基金の処分,この規程の変更に関する事項.

  (2) この賞の事業遂行上必要と認める事項.

第7条(内規)

委員会は運営上必要な事項を内規として定めることができる.
2.委員の3分の2の賛成によりこの内規を変更することができる.
3.内規を変更する場合は,理事会に報告しなければならない.

第8条(規定の変更)

この規程を変更するときは,理事会の承認を得なければならない.


附則
この規程は,2022年4月1日より施行する.