[数学通信28−1掲載](2023.5)

【2023年度(第22回)日本数学会解析学賞候補者推薦のお願い】
 “解析学および,解析学に関連する分野において著しい業績をあげた研究者に対し,その業績を顕彰する”目的で解析学賞が設置され,2002年度から運営が始まりました.この賞の授与も既に21回を数えるに至りました.昨年度の第21回の受賞者は,

            池畠優,中井英一,松崎克彦

の各氏でありました.これら三氏の受賞講演が,2023年3月15日〜18日に中央大学において開催された日本数学会年会において執り行われました.
2023年度(第22回)日本数学会解析学賞(以下,解析学賞と称する)受賞候補者の推薦を下記の要領で募集いたしますので,ご推薦下さいますようお願いいたします.(2015年度より,名称が「日本数学会解析学賞」に変更されました.内規により,推薦委員が選ばれることになっておりますが,これは一定数の候補者を確保するための処置であり,推薦委員から推薦された候補者が,選考において優先されることはありません.)2023年度(第22回)の受賞者の発表は,2023年度秋季総合分科会(於 東北大学)の折に行われる予定です.

(i)

推薦対象:

過去5年間程度の間に,広い意味での解析学に関連した分野において著しい業績をあげた,日本数学会会員(詳細については,解析学賞ホーム・ページ
      https://www.mathsoc.jp/~a-prize/
の解析学賞基金規定および内規を参照)

(ii)

推薦者:

推薦出来るのは日本数学会会員とする.また他薦に限る.

(iii)

推薦書:

用紙はA4紙を用い,以下の項目について記載すること.

1.

候補者氏名・所属・職

2.

略歴(分かる範囲でよい)

3.

業績の題目

4.

推薦理由

5.

受賞候補としての業績に関する論文リスト

6.

受賞候補者の業績を良く知っている2−3名の方の氏名,所属,電話番号,電子メールアドレス

7.

推薦者氏名・所属・職・連絡先

注意.

選考は提出された推薦資料に調査・検討を加えて行われる.たとえ被推薦者の重要な業績であっても,推薦書に書かれていない場合は,それが審査において考慮されない場合も起こりうることになる.従って,推薦書の作成には十分配慮し,(重要な国際会議等での招待講演等も含めた)候補者の業績が明確に分かるように作成されることが望まれる.

(iv)

推薦締め切り:

2023年6月5日(月)(締切日必着)

(v)

推薦書送付先:

〒739−8526 東広島市鏡山1−3−1
        広島大学大学院先進理工系科学研究科数学プログラム
        日本数学会解析学賞事務局
        若木宏文
       

(vi)

送付方法:

郵送を原則とするが,海外からの送付など事情がある場合には電子メールによる推薦書送付も受け付ける.その場合は,あらかじめその旨を事務局まで連絡の上,送付について配慮を期すること.

(文責) 日本数学会解析学賞事務局 若木宏文